|
先日購入したCD - 2008年
ブラジルの名ドラマー、ミルトン・バナナ(Milton Banana)、ベースの“ゼジーニョ(Zezinho)”ことジョゼ・カルロス(Jose Calros)、『エンバーロ(EMBALO)』のピアニスト、テノーリオ・ジュニオル(Tenorio Jr.)らが、1964年にオス・コブラス名義でリリースしたジャズボッサ・アルバム『O LP』。彼らのほかにも、前回ご紹介した『A VONTADE MESMO』のトロンボーン奏者、ハウルジーニョ(Raulzinho)を始め、『O SOM / Meirelles E Os Copa 5』のサックス奏者、J・T・メイレリス(J.T.Meirelles)や、同じくサックス奏者のパウロ・モウラ(Paulo Moura)といった名手たちが一堂に会しています。この頃のジャズボッサ・セッションでは、こういった豪華メンバーが集まることも珍しくはありませんが、そういった中でも、本作は見逃せない作品の一つ。 しかし、こういったトッププレイヤーたちの交流が盛んに行われていた当時のブラジル・ジャズ界は本当に楽しそうですね。
O LP / Os Cobras -円 (輸入盤・新品CD/-)
冒頭を飾るのは、『O SOM / Meirelles E Os Copa 5』のA-1や『Edison Machado e Samba Novo』のB-1にも収録されているハード・ジャズボッサの人気ナンバー「Quintessencia」。次に、今度は『Edison Machado e Samba Novo』だとオープニングのモアシール・サントス作「Nana」が続きます。いずれのナンバーも本作を象徴するハード&モーダルな演奏。楽曲もそうですし、録音時期やメンバーも近いので、やはり『O SOM / Meirelles E Os Copa 5』や『Edison Machado e Samba Novo』とは、全体的に雰囲気が似ています。 3曲目以降もハード・ジャズボッサな演奏が続きますが、選曲はバランソの人気歌手オルラン・ヂーヴォ(Orlann Divo)とボサノヴァを代表するギタリスト/作曲家の一人ホベルト・メネスカル(Roberto Menescal)のナンバーがメインになり、この辺が特徴的。7曲目では、ボサ・トレスが『THE BOSSA TRES』の冒頭で演奏していたクリフォード・ブラウン作のモダンジャズスタンダード『ザ・ブルース・ウォーク』も。 全編を通して、どの楽器も騒ぎ立てることのないクールで大人なセッションが続きますが、随所で名プレイヤーたちによる迫力あるサウンドを味わえるハード・ジャズボッサ/ジャズサンバの好盤です。収録曲は以下の通り。
1. Quintessencia 2. Nana 3. Depuis De Amar 4. Adriana 5. Praia 6. Uganda 7. The Blues Walk 8. Graus 9. Chao 10. Menina Demais 11. Mar Amar 12. Moca Da Praia
こちらはLPでもCDでもなかなか出会えませんでしたが、忘れかけていた頃に突如、新品の輸入盤CDが登場。再生産されたのか、たまたま再入荷されたのかは分かりませんが、数ヶ月前にユニオンの店頭で発見しました。お探しの方は早めに入手されておいたほうがいいかもしれません。 テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽
|