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OF SMILES AND TEARS / Christiane Legrand

先日購入したLP - 2008年


ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)のお姉さん、クリスチャンヌ・ルグランが1972年にリリースしたフレンチボッサ作品『オブ・スマイルズ・アンド・ティアーズ』。この人はブルー・スターズ(Blue Stars)やレ・ドゥブル・シス(Les Double Six)、スウィングル・シスターズ(Swingle Sisters)といった主にジャズ方面のコーラス・グループで活躍していた人。ミシェル・ルグランの『ロシュフォールの恋人たち(LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT / O.S.T.)』や『シェルブールの雨傘(LES PARAPLUIES DE CHERBOURG)』の音楽にも参加していたそうです。
本作は、そんな彼女がブラジリアン・スタンダードをフランス語でカヴァーしたアルバム。アップテンポなノヴェラの人気ナンバーや、ミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)のスローバラードを、フランス人らしい解釈で情感豊かに歌い上げています。なお、バックにはブラジル方面からミュージシャンが加わっているようで、前回ご紹介した『BRASILIAN SOUND / Les Masques』に参加しているトリオ・カマラ(Trio Camara)のピアニスト、フェルナンド・マルチンス(Fernando Martins)もその一人。



OF SMILES AND TEARS / Christiane Legrand
-円 (国内盤・中古LP/-)

全曲がカヴァーですが、一番多く取り上げられているのは、ジョビンでもバーデン・パウエルでもなく、“ブラジルの声”ことミルトン・ナシメントの楽曲。歌い手として活動してきたクリスチャンヌ・ルグランに最も強い印象を残したブラジリアン・サウンドはミルトンだったということでしょうか。
数は全11曲中半分以上の6曲に及び、A-4、A-5、B-2、B-4、B-6はいずれもミナス的な曲調のスローナンバーです。B-5「カタヴェント」のみ、お馴染みの軽やかなスキャット・チューン。
一方、ミルトンの曲以外は、まずオープニングのボッサワルツがジョビン作。A-2はカルロスリラの名曲「あなたと私」。B-3でバーデンのアップテンポな定番ナンバー「オサーニャの歌」。
さらに、人気ノヴェラ『O Cafona』から「オ・カフォーナ」&「シャーリー・セクシー」。キュート&コミカルな好カヴァー。といった感じで、全体としては比較的バランスの取れた感じの選曲に。どの曲も自然な歌いぶりで、フレンチ・フレイヴァー溢れる仕上がりになってます。ボッサ・カヴァーのお手本のような作品です。収録曲は以下の通り。


A
1. Rome (Children's Games)
2. Avec Des Je Avec Des Ja (Voce e Eu)
3. Cent Mille Poissons Dans Ton Filet (O Cafona)
4. La Riziere (Cancao Do Sal)
5. Ta Maison N'est Plus La Mienne (Travessia)

B
1. Hlm et Cine Roman (Shirley Sex)
2. Maria Endormie (Maria Minha Fe)
3. Vai (Canto De Ossanha)
4. Deux Cmarades (Morro Velho)
5. Catavento
6. Tant De Gens (Outubro)


こちらは近年再発の国内盤LPで購入。千数百円だったでしょうか。結構よく見かけます。なお、国内盤CDも、ジャンヌ・モローの『JEANNE CHANTE JEANNE / Jeanne Moreau』なんかと同じ『Suburbia Favourite Shop』シリーズから出ているようです。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽


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