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モダンジャズ、ラテンジャズ、ボサノバ、ジャズサンバなどのジャンルを中心に、自身で購入したCD・レコードを紹介していきます。お気に入りのCDは言うに及ばず、実店舗でもウェブでも、いいお店があったらそちらも教えてください! - all about my music -



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JORGE AUTUORI TRIO VOL 2 / Jorge Autuori trio

先日購入したCD - 2008年


ブラジルのドラマー、ジョルジ・アウツオリ(Jorge Autuori)が、自身の率いるピアノトリオでrozenblitレーベルに残した2作目『JORGE AUTUORI TRIO VOL 2』。
ジャズボッサ/ジャズサンバでは、ミルトン・バナナやエヂソン・マシャードら、ドラマーのリーダー作も少なくありませんが、本作もその中の一つ。ジャズボッサ・ファンの間では“VOL 1”同様、よく知られたアルバムのようです。
内容のほうは、典型的なジャズボッサのピアノトリオ作品。ジョルジ・アウツオリに関しては、とても落ち着いた大人なドラマーという雰囲気を感じます。メロディを奏でるピアノをメインに据えて、一歩下がった位置からトリオを引っ張っている印象。派手さはありませんが、ほど良い疾走感と抜群の安定感で、トリオの演奏をしっかりと引き締めています。

JORGE AUTUORI TRIO VOL.2
JORGE AUTUORI TRIO VOL 2 / Jorge Autuori trio
-円 (輸入盤・新品CD/-)

1967年に発表した1作目『JORGE AUTUORI TRIO VOL 1』では、ジャズボッサの有名曲を中心に、欧米のヒットナンバー「There's A Kind Of Hush (All Over The World)」なんかもやってました。1968年発表の本作も、それと同じような構成。
ドリヴァル・カイミやシコ・ブアルキ、ジョニー・アルフ、マルコス・ヴァーリらのブラジリアン・スタンダードに、バカラックやフランシス・レイ、さらにはママス&パパスのジョン・フィリップス作「花のサンフランシスコ」なども織り交ぜてます。
3曲目は良質なジャズボッサ・メドレー。軽やかなピアノから始まるバカラック作の5曲目は、個性的で小粋なアレンジ。エンディングを飾るオリジナル曲は疾走感抜群のジャズボッサ。などなど、言ってしまえば、全曲が心地良いです。全編を通して、短めで親しみやすいメロディの曲を、安定感のある成熟した演奏で聴かせてくれます。ジャズボッサ入門に最適な一枚かもしれません。収録曲は以下の通り。

1. Pobre Morro
2. Lonely (Solitario)
3. Andaluiza/Longe Dos Olhos/Samba Da Minha Terra
4. Januaria
5. I Say A Little Prayer
6. Eu E A Brisa
7. Voltei
8. San Francisco
9. Viola Enluarada
10. Free Again -Biem-
11. Live For Life
12. Autorizando

こういう作品のCD化は本当に嬉しい限りです。本作も英whatmusicのリイシュー。ちなみに、アナログ盤が発売されているかどうかは不明…。“VOL 1”は再発の新品LPで購入したんですが、こちらのLPは見かけません。アナログ盤では発売されていないんでしょうかね。


テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽

PILANTROCRACIA / Os Pilantrocratas

先日購入したLP - 2008年


1960年代終盤のブラジルで流行したピラントラジェン物の中でも、一際異彩を放っているのが本作『ピラントロクラシア(PILANTROCRACIA)』でしょう。1969年に録音された作品で、オリジナルのレーベルはequipe。
オス・ピラントロクラタス(Os Pilantrocratas)はおそらくこの作品のために組まれたグループだと思います。でもメンバーはなかなか凄い。この覆面グループを指揮するのは名サックス奏者、パウロ・モウラ(Paulo Moura)。そして、アレンジ/ピアノ/オルガンを担当しているのは、ミナス・シーンを代表するアレンジャー/鍵盤奏者、ヴァギネル・チゾ(Wagner Tiso)とのこと。
いかにもピラントラジェンっぽいサイケで猥雑なジャケットですが、中身は一味違います。というのも、多くのピラントラジェン物が、歌物/コーラス主体のポップなソフトロック・サウンドであるのに対して、こちらはインスト主体のジャズボッサ・サウンド。優雅なサックスと軽やかなピアノが心地良いジャジーなインスト・ピラントラジェン作品です。

ピラントロクラシア
PILANTROCRACIA / Os Pilantrocratas
-円 (輸入盤・中古LP/-)

オープニングらしい雰囲気のA-1は、笑い声&会話からスタートし、途中で手拍子も入るスローナンバー。A-2は掛け声から始まる賑やかな楽曲で、ヴァギネル・チゾのピアノがとても印象的。
A-3は一転してテンポのいいストレートなインスト・ジャズボッサですが、次のA-4冒頭ではいかにもピラントラジェンっぽい女性の声が挿入されたり、途中で拍手喝采が入ったり、遊んでます。
でも、A-5では再びクールなジャズボッサに。A-6は男性の語りと女性たちの笑い声から始まりますが、演奏はジャジーに仕上がってます。
B-1もジャジーなインスト曲からスタート。B-2では途中からコーラスが登場し、アルバムのテンションを徐々に上げていくかのよう。B-3、B-4もジャズボッサ。
B-5は穏やかなサックスから始まり、途中から流れるようにしっとりとしたコーラス曲へ。ラストは爽やかな男性ヴォーカル曲「Rosa」。全体としては、笑い声や歓声を交えつつ、インストのジャズボッサが繰り広げられていくクールな大人向けのピラントラジェンといった感じでしょうか。収録曲は以下の通り。


A
1. LA CUMPARSITA
2. EL RELICARIO
3. O MANDRAKE
4. TEREZINHA DE JESUS
5. LA MENTIRA
6. TUDO AZUL

B
1. CHIRIBIRIBIN
2. BARRIL DE CHOPP
3. CORRENTEZA
4. O EBRIO
5. MEIA VOLTA
6. ROSA


本作も、僕が持っているのは英国whatmusicリイシューの再発LP。CDは輸入盤・国内盤が両方出ているみたいです。CDショップで見かけたことはありませんが、近年の発売ですので、探せばまだあるかもしれません。


テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽

MANCINI TAMBEM E SAMBA / Waltel Branco

先日購入したLP - 2007年


ノヴェラの帝王ヴァルテル・ブランコ(Waltel Branco)が贈る、米国の作曲家ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)のカヴァー集『Mancini Tambem E Samba』。ブラジル音楽界屈指の名アレンジャーが、ジャズボッサの猛者たちを率いて、映画『ティファニーで朝食を』や『刑事コロンボ』、『ピンク・パンサー』などで知られるヘンリー・マンシーニの楽曲をカヴァーした1966年発表の作品です。
一見、ピンクパンサーのサントラっぽいジャケットですが、サウンドはバリバリのジャズボッサ/ジャズサンバ。陣容も豪華で、サックスにメイレリス(Meirelles)、ピアノにサルヴァドール(Salvador)、ギターにネコ(Neco)といった凄腕たちが集まっています。面子も内容も、ジャズボッサファンにとって侮れない作品です。

Mancini Tambem E Samba
MANCINI TAMBEM E SAMBA / Waltel Branco
-円 (輸入盤・中古LP/-)

ジャズボッサ風マンシーニのオープニングを飾るのは、ハイテンションなA-1、ピーター・ガンのテーマ曲。メイレリスは曲ごとにアルトを吹いたり、テナーを吹いたり、本当に楽しそうにやってます。サルヴァドールも曲によって音は小さめですが、テンションは相当高め。彼のピアノソロが初めて登場するA-2では一瞬ハッとさせられます。(B-2、B-5、B-6でも、いかにも彼らしいソロあり。)
お馴染み『ティファニーで朝食を』の主題歌A-4「ムーン・リヴァー」も、軽快なジャズボッサ・アレンジ。全開のホーン隊をバックにサルヴァドールの跳ねるようなピアノが冴え渡り、メイレリスもアルトを心地良く吹き上げる素晴らしい好カヴァー。
B面も同じテンションを維持しながら、メイレリスがテナーを鳴らすピンク・パンサーのテーマ曲まで、怒涛のジャズボッサ風マンシーニが続きます。B-4では満を持してネコのヴィオラォン・ソロも登場。最後はサルヴァドールらしいタッチ&フレーズの詰まったB-6で幕切れ。全曲が2分前後の小品集ですが、遊び心満載で本当に楽しいアルバムです。収録曲は以下の通り。


A
1. Peter Gunn
2. Lightly
3. My Manne Shelly
4. Moon River
5. Something For Sellers
6. Not From Dixie

B
1. Mr. Lucky
2. Dear Heart
3. The Pink Panther Theme
4. Sorta Blue
5. Meglio Stasera
6. Megeve


本作は近年、英国のwhatmusicがリイシューしてくれました。僕が持っているのはLPですが、CDも発売されていると思います。なお、CDのみ国内盤もあるみたいです。明るめのジャズボッサが好きな人にはかなりオススメな一枚。


テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽

VILA SESAMO / O.S.T.

先日購入したCD - 2008年


ブラジル物のO.S.T.でよく知られているのは、映画よりTVドラマ「ノヴェラ(NOVELA)」のサントラのほうかもしれません。ノヴェラとは大衆向けのテレビ映画で、ブラジルでは大変人気があるそうです。
とはいえ、一言でサウンドトラックといっても、BGM/インスト曲中心の欧米物と比べると、ノヴェラのサントラは少し雰囲気が違います。こちらは歌物がメインなので、ストーリー展開云々よりも、オムニバスとして普通に楽しく聴ける感じのものが多いです。
サウンドのほうですが、まずノヴェラ・サントラの作曲はマルコス・ヴァーリ(Marcos Valle)&パウロ・セルジオ・ヴァーリ(Paulo Sergio Valle)の兄弟、というのが定番。彼らが関わったものには、『ピグマリオン 70(Pigmalion)』(表題曲)や『セルヴァ・ジ・ペドラ(Selva De Pedra)』(表題曲などほとんどの楽曲)などなど、人気作が沢山あります。“ブラジル版セサミ・ストリート”と言われる1974年発表の本作『ヴィラ・セサモ(Vila Sesamo)』も、その中の一つで、14曲中13曲がヴァーリ兄弟によるソングライティングとのこと。
参考までにクレジットですが、〜PERSONNEL:Marcos Valle(composer, arranger, lead vocals & Fender Rhodes piano), Waltel Branco(arrengements for orchestra), Nelsinho(drums) and unknowns musicians.〜。
アレンジのヴァルテル・ブランコも、言ってみればノヴェラ・サントラの定番アレンジャー。ネウシーニョは、おそらくトリオ3Dやトリオ・カマラで知られるドラムス、ネウソン・セーハ・ヂ・カストロ(nelson serra de castro)のことでしょう。あとは無名のアーティストたち…??



VILA SESAMO / O.S.T.
-円 (輸入盤・新品CD/-)

オープニングナンバーは、男女混声ヴォーカルのノヴェラらしいサウンドで、途中から口笛もフューチャーされる可愛らしい楽曲。子供向け番組っぽいA-2、ちょっぴり切ないメロディのA-3、手拍子や咳払いが入るA-4、ピアノとバイオリンの伴奏が印象的なA-6などなど、意外とヴァラエティに富んでますが、基本はゆったりとしたソフトロック・サウンド。
ハッピーで陽気なミドルテンポのナンバーをメインに、時々落ち着いたスローテンポのナンバーが入ってくるといった感じでしょうか。全編を通して、優しく、仄々とした作品です。
なお、曲ごとのクレジットでは、A-1のみOrquestra e Coro Som Livreで、残りはすべて謎のグループ名Trio Sonecaになってます。残念ながら僕の耳では“unknowns musicians”の正体を判別できませんでした…。収録曲は以下の通り。


1. Alegria Da Vida
2. Abecedario
3. Querer E Poder
4. Gugu
5. Os Bichos
6. Diferenca
7. Classificacao
8. Funga-Funga
9. Partes Do Corpo
10. Adicao-Subtracao
11. Imaginacao
12. Garibaldo
13. Pequenos Erros
14. Vila Sesamo


これは輸入盤の新品CDを買ったんですが、値段は確か二千円未満でした。お馴染みSOM LIVRE MASTERSの復刻シリーズ。輸入盤のため、お店によって多少違うかもしれませんが、大体二千円前後だと思います。近年のブラジル復刻盤CDの中でも比較的出回っているほうですし、気軽に楽しむCDとしてはなかなか面白い一枚ではないかと。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

GAROTA DE IPANEMA / O.S.T.

先日購入したLP - 2008年


サントラ続きということで、本日はブラジルの映画。その名も『イパネマの娘(GAROTA de IPANEMA)』。映画の詳細は全く不明ですが、1967年発表のこちらのサントラはなかなか有名です。
サントラから察するに、当時のブラジル音楽を紹介する映画だったのかもしれません。ジャケットの表にはAntonio Carlos Jobim、Vinicius de Moraes、Tamba Quarteto、Nara Leao、Chico Buarque de Hollanda、Baden Powel、Ronnie Von、Elis Regina、Quarteto Em Cy、MPB4、Luiz Eca、Eumir Deodatoとクレジットされています。ちょっとした会話やインタビューなども交えつつ、彼らが次々と出て来て順に演奏してくれるっていう内容のドキュメンタリー映画だったら、本当に素晴らしい作品ですね。

 


GAROTA DE IPANEMA / O.S.T.
-円 (輸入盤・中古LP/-)

オープニングナンバーは、この曲の作者であるシコ・ブアルキとエリス・レジーナのデュエット。エリスは翌年1968年発表の『ELIS EM PARIS』でも、ピエール・バルー(Pierre Barouh)とデュエットしてました。アドルフォも1967年にConjunto 3Dで取り上げている人気曲。
以降は、ジョビンの曲をメインに、ナラ・レオンやタンバ・トリオ、バーデン・パウエル、クアルテット・エン・シー、MPB4ら、豪華な面々が登場していきます。また、オーケストラ演奏によるジョビンのインスト曲が随所に挿入されますが、そちらはエウミール・デオダートによるアレンジとのこと。でも、タンバ4が演奏するA-4はルイス・エサのアレンジらしいです。
一際輝きを放っているのはドリ・カイミのギターから始まるヴィニシウスの語り曲A-5でしょうか。この辺りは、実際の映画/映像でも観てみたいナンバーです。収録曲は以下の通り。


A
1. Noite Dos Mascarados - Chico Buarqe Chico Buarque e Elis Regina
2. Lamento do Morro - Nara Leao
3. Surf Board - Orquestra
4. Elae Carioca - Tamba Trio
5. Poema Dos Olhos Da Amada - Vinicius de Moraes
6. A Queda - Orquestra

B
1. Tema de Aberura - Orquestra
2. Por Voce - Ronnie Von
3. Chorinho - Chico Buarqe
4. Aria Para se Morrer de Amor - Baden Powell
5. Rancho das Namoradas - Quarteto Em Cy e MPB-4
6. Tema da desilusao - Orquestra


2000年に国内CD化され、LPも2002年にブラジルでリイシューされています。再発LPなら結構よく見かけるほうかと。CDも大型店舗ではまだ時々店頭に並んでいますが、この部類の作品はすぐ廃盤になっちゃいますので、気になる方はお早めに。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT / O.S.T.

先日購入したCD - 2008年


人気を博した『シェルブールの雨傘(Les Parapluies de Cherbourg)』と同じコンビ、監督ジャック・ドゥミ(Jacques Demy)&音楽ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)で製作された1967年公開のフランス映画『ロシュフォールの恋人たち(LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT)』のサントラ。
映画はカトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアックの姉妹が主演し、ジャック・ペランやダニエル・ダリュー、ハリウッドからジョージ・チャキリス、ジーン・ケリーらも出演した華やかなフレンチ・ミュージカル。フランスの港町ロシュフォールで年に一度行われるフェスティヴァルを舞台にした恋愛劇です。
サントラのほうはクラシックやジャズのテイストから、ワルツやボッサのリズムまで、様々な要素が詰まった“音楽のおもちゃ箱”のような作品。ストリングスやホーンを巧妙に操る変貌自在なオーケストレーションに加え、男女のヴォーカルやコーラス、台詞も随所に入り、魅惑の音世界へと惹きこまれます。
ルグランは、映画音楽だけでく、ジャズピアニスト/アレンジャーとしても活動している人です。1958年に新婚旅行でニューヨークへ行った際、マイルスやコルトレーン、ビル・エヴァンスらを集めて、ジャズアルバムを録音したりもしています。本作は、フランスのエスプリ&ユーモアと、米国のミュージカル&ジャズが交じり合っているという意味でも、壮大なフェスティヴァルといえるかもしれません。



LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT / O.S.T.
2,980円 (国内盤・新品CD/-)

軽やかなピアノとメロディが印象的な1曲目でスタート。2曲目はCMソングとしてもお馴染みのナンバー。そして3曲目からはいよいよ台詞も挿入されます。
優雅なオーケストレーション、クラシック調のロマンティックなピアノ、ジャジーなトランペットやサックス、映画のシーンを思い浮かばせる台詞の数々…が混在し、最初から最後まで聴く側を惹きつけてやみません。また、可愛らしくて楽しげなジャケットとは裏腹に、切なさや悲哀も感じさせてくれる、とても情感豊かな作品です。
CD1の全曲と、CD2の1〜6曲目までは、LPに収録されていたもの。7、8曲目が未収録だったものらしいです。9〜17曲目は完全なボーナストラック。ルグランが後に発表した再録ものが中心。「双子姉妹の歌(Chanson Des Jumelles)」の英語ヴァージョンである10曲目や、フィル・ウッズらが参加したライブアルバム『MICHEL LEGRAND LIVE AT JIMMY'S』からの16曲目など、なかなか興味深い内容。収録曲は以下の通り。


CD1
1. トランスボドゥール橋
2. キャラバンの到着
3. 双子姉妹の歌
4. マクサンスの歌
5. デルフィーヌとランシアン
6. 町から町へ
7. デルフィーヌの歌
8. シモンの歌
9. 水夫、友達、恋人、または夫
10. 恋するアンディ
11. イヴォンヌの歌
12. マクサンスの歌 (リプライズ)
13. ソランジュの歌
14. ハンブルグからロシュフォール
15. バラバラ事件の女

CD2
1. めぐり合い
2. アンディの歌
3. お祭りのバレエ
4. 夏の日の歌
5. いつもいつも
6. コンチェルト
7. キャラバンの若者たちの出発
8. フィナーレ
ボーナス曲:
9. 双子姉妹の歌 (デモ)&ミシェル・ルグランのコメント
10. 双子姉妹の歌 (イングリッシュ・ヴァージョン)
11. バラバラ事件の女 (Instrumental)
12. いつもいつも (Instrumental)
13. 水夫、友達、恋人、または夫 (Instrumental)
14. めぐり合い (Instrumental)
15. ソランジュの歌 (Instrumental)
16. マクサンスの歌 (Instrumental by フィル・ウッズ)
17. ロシュフォール・メドレー (Instrumental by ミシェル・ルグラン・クインテット)


CD・LPとも、国内盤・フランス盤も含めると、かなりパターンがあります。さらにDVD(現在入手できるかは不明)も含めれば、買い方が難しいですね。サントラはジャケットの違いもありますし。
ちなみに僕は、2枚組みのフランス盤LP(いつ頃の再発かは不明)を持ってるんですが、ジャケットも違いますし、リマスター完全盤ということで、2007年発売の2枚組み国内盤CDも買ってみました。日本語解説や歌詞なんかもしっかり付いているので、これはこれでいいかもしれません。


テーマ:映画音楽 - ジャンル:音楽

BELLO, ONESTO, EMIGRATO IN AUSTRALIA SPOSEREBBE COMPAESANA ILLIBATA / O.S.T.

先日購入したLP - 2008年


イタリア映画音楽界の巨匠ピエロ・ピッチオーニ(Piero Piccioni)が音楽を担当しているイタリア映画『BELLO, ONESTO, EMIGRATO IN AUSTRALIA SPOSEREBBE COMPAESANA ILLIBATA』(1971年)のサントラです。アルベルト・ソルディやクラウディア・カルディナーレ、リカルド・ガローネらが出演しているようですが、映画自体を観たことはありません(名前を聞いたこともありませんので、おそらくB級…)。とはいえ、サントラのほうはかなりお洒落で良質なイージーリスニング/ラウンジミュージック系のサウンド。観た映画のサントラを買うのもいいですけど、買ったサントラを聴きながら映画を想像するっていうのも面白いかもしれません。



BELLO, ONESTO, EMIGRATO IN AUSTRALIA SPOSEREBBE COMPAESANA ILLIBATA / O.S.T.
1,980円 (輸入盤・中古LP/-)

まず、サントラらしい映画の幕開けといった感じのオープニング曲A-1から始まります。A-7も、最後のB-7も、甘美で叙情的なメロディのこの曲です。次に、スキャットコーラスのラウンジボッサA-2で一気に佳境へ。テーマ曲っぽいA-2も後で何度も出てきます。
A-3は雰囲気が変わり、ミドルテンポな楽曲。A-4はテーマ曲A-2で始まり、途中でオープニング曲A-1のメロディに。A-5はテーマ曲A-2のしっとりとしたストリングス・バージョン。A-6も同じ曲で、こっちは太鼓が入ってます。そしてA面の最後は再びオープニング曲A-1。
B面は長めのB-1で始まり、B-2はまたテーマ曲A-2のヴァージョン違い。B-3は一転してジャジーなナンバー。モダンな感じでなかなか◎
可愛らしい英語タイトルのB-4は、ギターが入るA-3のメロディ。と思ったら、B-5はいきなりアルヘンティーナ、哀愁漂うタンゴです。いったいどんな映画なんでしょうか…??
B-6でまたテーマ曲A-2に戻って、フェイドアウトし、ラストはオープニング曲A-1のメロディで幕引き。収録曲は以下の通り。


A
1. Titoli
2. In viaggia attraverso l'Australia
3. Giuseppe e Carmela al night
4. L'emozione di Giuseppe
5. Il sogno di Carmela
6. Fuga nella foresta
7. I primi approcci

B
1. L'arrivo in citta
2. La gita in barca
3. Giuseppe e Carmela al night
4. Shopping in Sydney
5. Giuseppe balla il tango
6. La delusione di Carmela
7. Finale


曲名にあるCarmela(Claudia Cardinale)やGiuseppe(Riccardo Garrone)は役名みたいですね。映画のストーリーのほうは、ちょっと想像が…。
ちなみに、所有しているLPはDejavuのリイシュー盤。ジャケはホワイト。僕は中古で買いましたが、後日、新品で売っているのも見かけました。CDは背景がグリーンのジャケ&ボーナストラックが4曲入っている模様。


テーマ:映画音楽 - ジャンル:音楽

BRAZIL NOW / Les Baxter Orchestra & Chorus

先日購入したLP - 2008年


『BRAZIL NOW』は、米国・テキサス出身の音楽家、レス・バクスターが1967年に発表したブラジリアン・アルバムです。おそらく彼がGNP Crescendo Recordsで録音した一枚目。
レス・バクスターは1922年生まれの作曲家/サックス奏者で、イージーリスニングというか、いわゆるエキゾチック・ミュージックのジャンルで1940〜50年代から活躍していた人みたいです。そして本作には、ラテン・ジャズ界の大物クレア・フィッシャー(Clare Fischer)や、第一期ボサ・トレスのベーシスト、セバスチアン・ネト(Sebastian Neto)らも参加してます。
ということで、サウンドもアレンジも、まさに職人たちの手によるオーソドックスなブラジリアン・カヴァーといった感じ。



BRAZIL NOW / Les Baxter Orchestra & Chorus
980円 (輸入盤・中古LP/-)

選曲は、ジョビンとバーデン・パウエルの人気曲をA面、B面にそれぞれ1曲ずつ入れ、しっかりトリステーザもチョイスするという、とても素直で忠実なもの。そのほかにはルイス・ボンファを1曲と、あとはフランシス・レイの「男と女」や、ライオネル・バート(LIONEL BART)によるミュージカル『Oliver!』から「Who Will Buy?」もやってます。
A-6「Who Will Buy」やB-3「Tristeza (That Sadness)」は、混声コーラスに加え、ピアノの響き&フルートの音色が心地良い好カヴァー。シンプルながらも、やはりコーラスや楽器の扱い方は上手です。収録曲は以下の通り。


A
1. A Felicidade
2. Canta De Ossanha
3. Balan Samba
4. Day of the Roses (Dias Das Rosa)
5. A Man and a Woman
6. Who Will Buy

B
1. Somewhere in the Hills (Favela)
2. Goin' Out of My Head
3. Tristeza (That Sadness)
4. Berimbau
5. Laia Ladaia
6. Born Free


僕が持っているのは再発盤LP。こちらはわりと数も多く、結構安価で手に入るかと。CDのほうも国内盤が出ていたと思います。手軽に入手できるイージーリスニング/ラウンジミュージックの良盤の一つです。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

ROUND TRIP TO RIO / Orchester Pete Jacques

先日購入したLP - 2008年


1960〜70年代にヨーロッパで活躍したスイス出身のアレンジャー/コンポーザー、ピート・ジャックス(Pete Jacques)がドイツMPS傘下のCenter Recordsに残したブラジリアン作品『ROUND TRIP TO RIO』。録音は1969-1970年で、発表は1970年。美しいリオの夜景のジャケットがとても印象的なレコードです。
クールで落ち着いた感じのジャケット同様、内容も上品でソフィスティケイトされています。軽やかなリズム楽器の音と涼しげな女性スキャットが飛び交うヨーロピアンなオーケストラ・ボッサ作品です。サウンドは、スイスの隣国、フランスやイタリアの映画音楽を彷彿させるイージーリスニング/ラウンジミュージック系。フレンチ・ライブラリーとか、あとはIRMAやSCHEMAが好きな人はハマるのではないでしょうか。



ROUND TRIP TO RIO / Orchester Pete Jacques
1,490円 (輸入盤・中古LP/-)

全曲が2〜3分の小品で構成されています。力のこもった曲はなく、最初から最後まで、お洒落でイージーな雰囲気。A面は女性スキャット&コーラス満載のラウンジ・ボッサ。A-4とA-5以外は女性コーラスが入ってます。A-3、A-6、A-8あたりがオススメでしょうか。
B面はスキャットを封印し、どちらかというとサントラ風に。B-3やB-6、B-7あたりはまるでノヴェラのサントラのようです。B-5はソウルの人気曲「Am I The Same Girl」っぽい気も…。ちなみにB面の5、6、7曲目はリイシューLP、CDのみのボーナストラックです。収録曲は以下の通り。


A
1. Round Trip to Rio
2. Bright Shining Stars
3. Fanatico
4. Pretty Belinda
5. Cool Touch
6. Sandwichman
7. Blue Water
8. Bossa da Bahia

B
1. Dengosa
2. Bacana
3. Fruit Vendor
4. Rebecca
5. Avenida Copacabana
6. Easy Motion
7. Fata Morgana


長らく入手困難なレア盤だったらしいですが、G/9 Group『Brazil Now!』のリイシューで知られるドイツのSonoramaから、LP・CD共に近年再発されました。CDのほうは国内盤も出ていたと思います。CDや再発LPなら比較的入手しやすい作品です。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

CLAUDE CIARI AND THE BATUCADA'S SEVEN / Claude Ciari - Bernard Gerard and The Batucada's Seven

先日購入したLP - 2008年


『CLAUDE CIARI AND THE BATUCADA'S SEVEN』は、「夜霧のしのび逢い」などで知られるフランス出身のギタリスト、クロード・チアリ(Claude Ciari)が残したボサノヴァ・アルバム。コンビを組むピアニストのベルナール・ジェラール(Bernard Gerard)は映画音楽の方面で活躍していた人みたいです。彼らのギターとピアノにフルートや女性ヴォーカルが絡み合う良質なフレンチ・ボッサ作品に仕上がっています。ちなみにクロード・チアリは日本人女性と結婚し、現在は日本に帰化しているとのこと。



CLAUDE CIARI AND THE BATUCADA'S SEVEN / Claude Ciari - Bernard Gerard and The Batucada's Seven
-円 (輸入盤・中古LP/-)

ギターインストから始まり、中盤にフルート、終盤には女性ヴォーカルも入るジョビン作のA-1で幕は開きます。穏やかなオープニングの展開はアルバム全体を象徴するかのようです。バカラックのA-2「雨にぬれても」からはピアノも加わり、以降はギター、ピアノ、フルート、女性ヴォーカルが絶妙なハーモニーを奏でます。
B-4ではルイス・ボンファ作のボッサ・スタンダード「カーニヴァルの朝」もやっていますが、カヴァー集かというと、そうでもありません。チアリ=ジェラールの共作と思われるA-3、B-1、B-3、B-5の4曲も素晴らしい出来。質の高いアレンジでヨーロッパらしい上品なサウンドを聴かせてくれる完成度の高い作品です。収録曲は以下の通り。


A
1. FELICIDAD
2. RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD
3. HOLIDAY'S TRAIL
4. YESTERDAYS
5. THE SHADOW OF YOUR SMILE

B
1. FUNKY BEAT
2. MOONLIGHT IN VERMONT
3. BAHIA STYLE
4. MANHA DE CARNAVAL
5. SUNRISE


うちにあるのはフランスのレーベルDare-Dareがリイシューした再発盤LP。Dare-Dareは、以前にご紹介したBirgit Lystagerの『BIRGIT LYSTAGER』やLes Masquesの『brasilian sound』などもリイシューしているレーベルです。本作は再発LPでもCDでも結構出回っていると思います。安価で手に入るオススメ盤の一つです。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

LA RANA / Agustin Pereyra Lucena Quartet

先日購入したLP - 2008年


デビュー作『AGUSTIN PEREYRA LUCENA』に続いて、今日もアルゼンチン出身のギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ(Agustin Pereyra Lucena)のアルバムを紹介します。『LA RANA』は、彼が母国を離れ、欧州に滞在しているときに録音した1980年発表の4作目。ノルウェーのオスロにて、現地のミュージシャンとカルテットを組んで制作したアルバムです。ボサノヴァに加え、ジャズ、フュージョン、クラシックなどの要素も取り入れられたクロスオーヴァーな作品。



LA RANA / Agustin Pereyra Lucena Quartet
1,280円 (輸入盤・中古LP/-)

イヴァン・リンス作のA-1「3 Horas Da Manha」やジョアン・ドナート作のA-6「La Rana」は、ヴォーカル、スキャット、フルートなどをフューチャーした軽快で小粋なナンバー。ジョビン作のA-2「ジェット機のサンバ」やバーデン・パウエル作のB-1「Pra Que Chorar」は、他のアルバムでも弾いていますが、こちらはバックのエレクトリック・ベースが印象的なバージョン。
また、ヨーロッパ録音の影響か、ボサノヴァやジャズ/フュージョンだけでなく、曲によってはクラシック音楽(バロック)の影響を感じさせる部分も見受けられます。そしてアルバムの最後を飾るのは15分を超えるB-2「Encuentro de Sombras」。メドレー形式で展開される壮大な組曲は圧巻かつ新鮮。とても多様性に満ちた作品です。収録曲は以下の通り。


A
1. 3 Horas Da Manha
2. Samba Do Aviao
3. Tema Medieval
4. Despues De Las Seis
5. Tema Barroco
6. La Rana

B
1. Pra Que Chorar
2. Encuentro de Sombras


本作のレーベルはMAI。僕のLPはロンドンのTreasure Trove Recordsがリイシューした再発盤です。前回ご紹介した『AGUSTIN PEREYRA LUCENA』同様、celesteというレーベルから国内盤CD化されています。
オリジナル盤LPを見かけたことはありませんが、ジャケットも可愛いですし、是非欲しいですね。高そうですけど…。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽