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AGUSTIN PEREYRA LUCENA / Agustin Pereyra Lucena

先日購入したLP - 2008年


この頃、朝とか夜中とか、一人でいる時間にはギター物を愛聴しています。その中で最もヘビーローテーションなのがこちらの作品です。アグスティン・ペレイラ・ルセーナ(Agustin Pereyra Lucena)はアルゼンチン出身のギタリストで、バーデン・パウエル(Baden Powell)の系譜を継ぐボッサ・ギターの名手。そして、偉大なるボサノヴァの作詞家ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinicius de Moraes)も絶賛した彼のデビュー作が1970年発表の『AGUSTIN PEREYRA LUCENA』です。
アグスティン・ペレイラ・ルセーナはCandeiasの『SAMBAIANA』(1975年発表)に参加していることでも知られていますが、本作はよりアコースティックな内容。美しいギターの音色とエレナ嬢(Elena Uriburu)のスキャットが心地良い極上のソフトボッサ作品です。



AGUSTIN PEREYRA LUCENA / Agustin Pereyra Lucena
1,580円 (輸入盤・中古LP/-)

穏やかなインストのバーデン・パウエル作「O Astronauta」から始まり、スキャット入りの曲とインスト曲が交互に続いていきます。スキャットが入るのはA-2、A-4、B-2、B-4。曲目はバーデン・パウエルのものを中心に、同じくギタリスト/作曲家ドゥルヴァル・フェレイラ(Durval Ferreira)を2曲、ジョビンの「ジェット機のサンバ」もやってます。
それにしても、音楽なのに、どことなく不思議と静けさが全編を覆っているような、神秘的な魅力を持った作品です。いつ聴いても、スッと自然に耳へ溶け込みます。足りないものも余計なものも何もないというか。緑が生い茂る森の中で、そよ風が木を揺らす音と遠くにいる鳥の囀りを聴いているような、そんな気持ちにさせてくれる素晴らしいアルバムです。収録曲は以下の通り。


A
1. O Astronauta
2. Tristeza de Nos Dois
3. Chuva
4. Tema para Martin
5. Consolacao

B
1. Canto de Ossanha
2. Pro Forma
3. Samba do Aviao
4. Nina no Divagues
5. Berimbau


彼の作品は、近年celesteというレーベルから多くのタイトルが国内盤CD化されました。僕もLPで見つからないアルバムはリイシューCDにお世話になる予定です。ちなみに、こちらの作品は、まずスペインのGUERSSEN RECORDSが再発したリイシュー盤LPを買って気に入り、あとでTONODISCのオリジナル盤も見つけて購入したので結局、いま2枚持ってます。。。もちろん、本作もCD化されていますので、未聴の方はそちらが無難かもしれません。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

TOBOGA / Som Tres

先日購入したLP - 2008年


ソン・トレス(Som 3)は、ブラジルの人気ピアニスト、セーザル・カマルゴ・マリアーノ(Cesar Camargo Mariano)がサンバランソ・トリオ(Sambalanco Trio)の次に率いたグループ。
サンバランソ・トリオは、短期間に多くのオリジナルを残したほか、レニー・デイル(Lennie Dale)と組んでエレンコから作品を出したり(素晴らしい内容)、ハウルジーニョ(Raulzinho)の『A VONTADE DE MESMO』(言わずと知れたジャズ・ボッサの名盤)に参加したりと、1960年代半ばにジャズ・ボッサの中核を担ったピアノトリオの一つです。それに対して、1960年代後半に、時代の流れとシンクロしながらジャズボッサ〜ソフトロックへとサウンドを変化させていったのがソン・トレスでしょう。
『TOBOGA』は1970年に発表したソン・トレス名義の3rd。なかなかの人気盤として知られています。
終始ピアノ&オルガン大フューチャーで時々ホーンも加わります。一言で表現すると、お祭りみたいなアルバム。曲によって男性ヴォーカル&コーラスが随所に入り、ソフトロックの要素も感じられます。それにしてもこの頃のブラジル音楽は本当に楽しいです。ハイテンションでグルーヴィーなブラジリアン・ジャズ作品に仕上がっています。



TOBOGA / Som Tres
-円 (輸入盤・中古LP/-)

陽気なコーラスと踊るようなピアノが交錯する1曲目からかなりハイテンション。A-2はフロア受けしそうな人気ナンバー。こちらはオルガンです。A-3もかなりファンキーですし、A-4は太いヴォーカルが印象的なコーラスナンバー。A-5は一転してインストのお洒落なジャズボッサに。ラウンジーなピアノが心地良いです。
ジョルジ・ベン作のB-1もコーラスにピアノがいい感じに絡みます。B-2は女性コーラスをフューチャーし、メロウな仕上がりに。タイトル曲のB-3はファンキー・ナンバーで、B-4はしっとりとしたコーラス曲になってます。会話から始まるエンディング曲もお洒落。
ジャケットの表にはいかにも楽しげな笑顔の3人が載っているんですが、裏ジャケのほうも侮れません。3人がゴーカートに乗っている裏ジャケットは、疾走するようなファンキー・ジャズボッサを見事に象徴している気がします。レコードのジャケットって、表もいいですけど、結構裏も面白いですよね。収録曲は以下の通り。


A
1. Lola
2. Irmaos Coragem
3. Bajar No Mexico
4. Eu Ja Tenho Voce
5. Eu So Posso Assim

B
1. O Telefone Tocou Novamente
2. Oh Happy Day
3. Toboga
4. Mulher Brasileira
5. A Volta Da Maca


こちら、CDでもLPでも再発されています。いわゆる“Odeon 100 Anos”シリーズ。EMI-ODEON創立100周年を記念して、EMIとAMAZON RECORDSがリイシューしている人気復刻シリーズです。すでにCDは廃盤のようですが、リイシューLPならわりと入手しやすい部類の作品ではないかと。


テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽

MUITO NA ONDA / Conjunto 3D

先日購入したLP - 2008年


アントニオ・アドルフォ(Antonio Adolfo)が、アントニオ・アドルフォ&ブラズーカの前に率いていたのが、こちらのコンジュント3D(Conjunto 3D)。そして、おそらく彼らの残した唯一の作品が1967年発表の本作『MUITO NA ONDA』です。
コンジュント3Dは、アドルフォ率いるジャズ・ボッサ・トリオ“TRIO 3D”に、ギターのエリーニョを加え、メインにベッチ・カリヴーニョ、エドゥアルド・コンヂという男女ヴォーカルを配した編成。ブラジルらしいポップなコーラス物ではありますが、米国ジャズの影響も多分に感じさせるジャジー&ボッサなソフトロック作品です。
同時期にマリオ・カストロ・ネヴィスも似たような編成で『マリオ カストロ ネヴィス&サンバ S.A.』を録音しました。(ドン・サルヴァドール擁するThe G/9 Groupの『BRAZIL NOW !』が翌年の1968年。)個人的に、この頃の音が現在最も好みです。マリオ・カストロ・ネヴィスほどスウィンギーで斬新なアレンジではないかもしれませんが、こちらも幸福感に満ちた当時のブラジル音楽の魅力を存分に感じさせてくれます。

ムイント・ナ・オンダ
MUITO NA ONDA / Conjunto 3D
-円 (輸入盤・中古LP/-)

人気曲を多く作っているアドルフォですが、本作はカヴァー中心の幅広い選曲。A-1「聖者の行進」から始まり、ジャズ・スタンダードが多く並びます。とはいえ、マルコス・ヴァーリも2曲入ってますし、ハービー・ハンコック作のB-2「ウォーターメロン・マン」や、口笛インストの米ノヴェルティ・ソングB-4「ウィンチェスターの鐘」などもあり、かなりバラエティ溢れる内容。インストのA-2「男と女」や、デュエットのB-2「仮面の夜」も入っています。
お馴染みのA-5「Roda」や、コール・ポーターのメドレーA-6「I've Got You Under My Skin ~ Night And Day」あたりは本当に素晴らしい出来。ジャズ、ボッサ、ソフトロックがほど良く融合した傑作です。収録曲は以下の通り。


A
1. When the Saints Go Marching In
2. Un Homme et une Femme
3. E Preciso Cantar
4. Patruira Samba
5. Roda
6. I've Got You Under My Skin ~ Night And Day

B
1. See You in September
2. Noite Dos Mascarados
3. Watermellon Man
4. Winchester Cathedral
5. Canto Ou Fuga
6. Sonho de Lugar


本作ですが、CDではあまり見かけません。もしかすると廃盤の可能性も??
オリジナル盤LPをお目にかかったこともないので、お探しの方は再発LPが無難かと。幸いなことに、現在、再発の新品LPがかなり出回っているようです。もちろん僕のもリイシュー盤。


テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽

ANTONIO ADOLFO & BRAZUCA (1969) / Antonio Adolfo & Brazuca

先日購入したLP - 2008年


『マリオ カストロ ネヴィス&サンバ S.A.』に続いて、本日もブラジリアン・ソフトロックの名盤をご紹介します。ピアニスト/アレンジャー/コンポーザーとして知られるアントニオ・アドルフォ(Antonio Adolfo)が、アントニオ・アドルフォ&ブラズーカ名義で発表した1st。
若い頃にTRIO 3Dでジャズボッサをやり、1967年にはCONJUNTO 3Dでジャジーなボッサテイストのソフトロック作品『MUITO NA ONDA』を録音したアドルフォが、1969年にエレピを操って作り上げたソフトロック・アルバムです。時代の流れと共にアドルフォもジャズからロックへ変化を遂げたということでしょうか。
ちなみに、アントニオ・アドルフォ&ブラズーカ名義の2nd(1971年発表)も素晴らしいんですが、あちらはよりフォーキー&サイケで混沌としている感じ。どちらも人気盤です。どちらもODEON。

アントニオ・アドルフォ&ブラズーカ(No.1)
ANTONIO ADOLFO & BRAZUCA (1969) / Antonio Adolfo & Brazuca
-円 (輸入盤・中古LP/-)

コンポーザーとしての才能に溢れるアドルフォらしく、すべての曲がポップです。「Sa Marina(Pretty World)」こそ入っていませんが、A-1「Juliana」やA-3「Moca」、B-6「Teletema」などなど、彼の魅力が存分に発揮されています。混声コーラスも多彩なアレンジも◎
音的には、ジャジー&ボッサな『MUITO NA ONDA』やフォーキー&サイケな『ANTONIO ADOLFO & BRAZUCA (1971)』と比べても、一番可愛らしくて楽しげです。グルーヴィーで、ちょっぴりメロウな傑作ソフトロックに仕上がっています。収録曲は以下の通り。


A
1. Juliana
2. Futilirama
3. Moca
4. Dois Tempos
5. Voo De Apolo

B
1. Porque Hoje E Domingo
2. Maria Aparecida
3. Psiu
4. A Cidade E Eu
5. Pelas Ruas Do Meu Bairro
6. Teletema


これはオリジナル盤を持ってるんですが、いかんせん盤質が……。盤質の良いものはまだ高そうです。ので、CDで探そうかなぁとも思っています。。。
近年再発の国内盤CDでは、何とEP『GLORIA, GLORINHA』の4曲がボーナストラックで収録されているのだとか!!
表題曲の「Gloria, Glorinha」やO.S.T.の名盤『Pigmaliao 70』に入ってる「Ao Reder」などなど、こちらもかなり良曲揃いの好盤なので、物凄いお得盤ですね。。。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

MARIO CASTRO NEVES & SAMBA S.A. / Mario Castro Neves & Samba S.A.

先日購入したLP - 2008年


前述のギミックス(Gimmicks)も数少ない作品を各国の色々なレーベルに残しましたが、放浪するブラジリアンといえばやはりこの人。マリオ・カストロ・ネヴィス(Mario Castro-Neves)はブラジル出身のピアニスト/アレンジャーで、カストロ・ネヴィス兄弟の兄のほう。ちなみに弟のオスカル・カストロ・ネヴィス(Oscar Castro-Neves )はギタリスト/アレンジャーです。
マリオ・カストロ・ネヴィスは欧州に渡ってイギリスでブラジリアン・アルバムを作ったり、カナダのライブラリーに音源を残したりもしているんですが、『MARIO CASTRO NEVES & SAMBA S.A.』はそんな彼が世界へと旅立つ前の1967年に母国ブラジルで録音した作品。いかにもブラジルらしいツインの女性ヴォーカルにマリオ・カストロ・ネヴィスのピアノトリオというオーソドックスな陣容で、爽やかなジャケットが示すとおりの瑞々しいボッサテイストなソフトロックを聴かせてくれます。



MARIO CASTRO NEVES & SAMBA S.A. / Mario Castro Neves & Samba S.A.
1,980円 (国内盤・中古LP/-)

曲目としてはモアシル・サントス(Moacir Santos)の有名曲「Nana」や、ジャズスタンダードとして知られる「Bye Bye Blackbird」、ジョビンの「Corcovado」なんかもやってるんですが、結論からいうと全曲が最高の出来。主役となるツイン・ヴォーカルを邪魔しない程度に上手く絡んでくるラウンジーなピアノが素晴らしいです。
綿密なアレンジから生み出されるサウンドは上品でとても洗練されています。また、アレンジがしっかりしているので飽きません。ジャズボッサ〜ブラジリアン・ソフトロックの鏡のような作品です。収録曲は以下の通り。


A
1. Candomble
2. Yearning Lovers
3. Nana
4. De Brincadeira
5. Bye Bye Blackbird
6. E Nada Mais

B
1. Keep Talking
2. Vem Balancar
3. Once More
4. Morte De Um Deus De Sal
5. Ta Por Fora
6. Corcovado


彼の作品は近年リイシューが盛んに行われています。本作もCDなら今のところ容易に入手可能かと。ちなみに、イギリス録音の『Brazilian Mood』やカナダ録音の『THE LATIN BAND OF MARIO CASTRO-NEVES』もオススメ。Mario Castro Neves & Samba S.A.名義の新作『Clear Bossa Day』はまだ聴いていないので、今度買ってみようと思ってます。


テーマ:ジャズ・サンバ - ジャンル:音楽

BRASILIAN SAMBA / Gimmicks

先日購入したLP - 2008年


ダークカラーのジャケットが並んでいたので、今日は明るめのを一枚。『ブラジリアン・サンバ(BRASILIAN SAMBA)』は、スウェーデンのセルメンことギミックス(Gimmicks)のデビュー作(たぶん1970年発表)です。セルジオ・メンデスのフォロワー的存在たちが残した作品群の中でも、かなりセルメン度数の高いアルバムだと思います。ギミックスのアルバムは『Gimmicks Of Sweden』や『In Acapulco』なんかを持ってますが、それらと比べても、一番ストレートにブラジリアンをやっています。ちなみに、オリジナルはオランダのレーベルOMEGA。

ブラジリアン・サンバ
BRASILIAN SAMBA / Gimmicks
3,150円 (国内盤・中古LP/ディスクユニオン新宿本館4F:ラテン/ブラジルフロア)

音も選曲もいかにもセルメン。歌詞も全曲英語です。ジャケット裏にメンバー紹介があるんですが、リーダーのLeif Carlqvistさんのところに「Favorite Artist: Sergio Mendes」って書いてあります。ほかの人のフェイバリットはビートルズ(Beatles)からホレス・シルヴァー(Horace Silver)まで色々。彼らはブラジル好きというより、セルメン好きなのかもしれません。
曲目のほうですが、B-3「Look Around」やB-4「Dance The Samba」があり、バカラックのA-2「Walk On By」やA-4「Look Of Love」もしっかり入ってます。A-6「Boink」やB-1「Bom Bom Bay(Tim Dom Dom)」あたりは独特の可愛らしさがありオススメ。もちろん、これ以外も、全編に渡って、欧州発のポップなブラジリアン・サウンドが展開されています。収録曲は以下の通り。


A
1. The Joker
2. Walk On By
3. California My Way
4. Look Of Love
5. Constant Rain
6. Boink

B
1. Bom Bom Bay
2. Going Out Of My Head
3. Look Around
4. Dance The Samba
5. You're My World
6. Roda


僕のは国内盤の再発LP。にしては結構高めですよね…。おそらくLPもCDも現在廃盤です。新品or安価な中古を見つけた方は買っておいたほうがいいかも。ちなみにオリジナル盤LPは1万オーヴァーだと思います。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

AND LET THE MUSIC PLAY / Greetje Kauffeld

先日購入したLP - 2007年


最近ヨーロッパのヴォーカル物の紹介が続いていますが、オランダの女性シンガーと聞いて思い出すのはこの人、フリーチャ・カウフェルト(Greetje Kauffeld)。『AND LET THE MUSIC PLAY』は1974年に録音された彼女の代表作です。彼女のヴォーカルを中心に曲毎で様々な編成が組まれていますが、全体としてはメロウでグルーヴィーなフュージョン・アルバムに仕上がっています。



AND LET THE MUSIC PLAY / Greetje Kauffeld
-円 (輸入盤・新品LP/-)

上でフュージョンといってはみたものの、ジャンル分けはかなり難しいです…。いわゆるヨーロッパ発のブラジリアンではありませんし、生粋のヨーロピアン・ジャズ・ヴォーカルでもないでしょう。レアグルーヴやソウルっぽい要素もあります。
サックスやトランペットが印象的な曲もあれば、オルガンやギターの音が効果的に使われることもあり、さらにはストリングスが入ってる曲も多いです。フュージョン/クロスオーヴァーという表現が一番しっくりくるかと…。
一押しの曲は何といってもA-5「Tristeza」。上品でほど良くグルーヴィーな大人のトリステーザを聴かせてくれています。ちなみに、この曲でパーカッションを担当しているのはラテンジャズ界の大物サブー・マルティネス(Sabu Martinez)です。収録曲は以下の通り。


A
1. This is All I ask
2. Day by Day
3. Cabaret
4. By Myself
5. Tristeza

B
1. The Greatest Performance
2. A Time for Love
3. Morenal
4. Mr.Bojangles
5. You and I


本作の再発盤LPは結構見かけます。CDであれば大抵のお店に置いてあるのではないでしょうか。それほど有名な人ではありませんが、近年、CDでもレコードでも盛んにリイシューされているアーティストの一人かもしれません。


テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

ALL BLUES / Rachel Gould - Chet Baker

先日購入したLP - 2008年1月


渋谷DMR(DANCE MUSIC RECORD)でのお目当ては、こちらの『ALL BLUES』。年末にタワレコで試聴して以来、アナログ盤で探してました。オランダの女性シンガー、レイチェル・グールドと、名ジャズ・トランペッッター、チェット・ベイカーの共演作。レイチェル・グールドはスキャットが印象的なジャズ・ヴォーカリストで、ドイツのフュージョン・グループ、ナマス(NAMAZ)がSoftwareに残したブラジリアン・フュージョンの傑作『300 M.P.H.』(1981年)にも参加しています。チェット・ベイカーのほうはいまさら説明不要でしょう。ちなみに、本作のオリジナルはフランスのBingow Records(1979年)。



ALL BLUES / Rachel Gould - Chet Baker
2,625円 (輸入盤・新品LP/DMR)

表題曲のA-1「ALL BLUES」を筆頭に、A-2「MY FUNNY VALENTINE」、B-1「STRAIGHT NO CHASER」、B-2「ROUND MIDNIGHT」など、とりわけマイルス・デイヴィスに縁のあるモダン・ジャズのスタンダードが多く並びます。「MY FUNNY VALENTINE」は若き日のチェット・ベイカーのヴォーカルでもお馴染みの楽曲です。
個人的にオススメなのは、コール・ポーターのB-3「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」と、ギターのJohn Paul Florens作のB-4「PHIL'S BOSSA」あたりでしょうか。
全体としてはクール、穏やか、エレガント、三拍子そろったヨーロピアン・ジャズ・ヴォーカル作品に仕上がっています。夜中にひっそりと聴きたい一枚です。収録曲は以下の通り。


A
1. ALL BLUES
2. MY FUNNY VALENTINE
3. BANGLES, BANGLES AND BEADS

B
1. STRAIGHT NO CHASER
2. ROUND MIDNIGHT
3. I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
4. PHIL'S BOSSA


こちらの作品もIrene Sjogren Quintet『SWEET SURPRISE』と同じセレスト(Celeste)レーベルのリイシュー。CDでも発売されていますが、アナログ盤は限定みたいです。LPでお探しの方はお早めに♪


テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽