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BOSSA NOVA / Novi

先日購入したLP - 2008年1月

前回、ポーランドのジャズ・コーラス・グループ、ノヴィ・シンガーズ(Novi Singers)の『NOVI IN WONDERLAND』(1968年録音)を取り上げましたが、今日は彼らのデビュー盤をご紹介したいと思います。ブラジリアンっぽいスキャット&コーラスを多用する彼らの原点的な作品で、タイトルは『BOSSA NOVA』(1967年録音)。とはいえ、ボッサ・スタンダードをやっているわけではなく、秀逸なオリジナル楽曲がズラリと並んでいます。歌詞なし(スキャットだけ)で全編通しているところも、やはり新鮮です。ジャケットの裏に“NEW ORIGINAL VOCAL INSTRUMENTS”とサブタイトル的に書かれているんですが、面白い表現ですね。確かに。。。


BOSSA NOVA / Novi
1,980円 (輸入盤・中古LP/レコファン渋谷BEAM店)

“ボサノヴァ”と題された今作も、ブラジリアン・サウンドというより、ノヴィ・サウンド。楽曲も全曲がオリジナルです。ブラジル音楽に対する意識やその影響を感じさせつつも、オリジナルティ溢れる良質なヨーロピアンジャズ作品に仕上がっています。
ちなみに、ノヴィ・シンガーズ繋がりで、ポーリッシュ・ジャズ(Polish Jazz)のコンピレーション・アルバム(題名は『POLISH JAZZ』)も買ってみたんですが、そちらも良かったです。北欧などのヨーロピアンジャズは近年注目されているジャンルの一つですが、ポーランドのジャズもなかなか侮れません。『BOSSA NOVA』の収録曲は以下の通り。

A
1. BROWNIE
2. CICHY WIECZOR (A Calm Evening)
3. ZOLTY SLON (The Yellow Elephant)
4. TRZEBA WRACAC (One Must Return)
5. NASTROJE MALYCH MISIOW (Teddy Bears' Moods)
6. DWA PO DWA (Two Times Two)
7. NASTEPNY PROSZE (Next, Please)

B
8. PYZATE SLONECZNIKI (Chubby Sunflowers)
9. JAK POWROCIC DO TEJ CHWILI (How Could We Return To The Past Moment)
10. MINI DZIEWCZYNA (The Mini Girl)
11. BARIERA UCZUC (The Barrier Of Feelings)
12. GOGO
13. KROL SALOMON (King Salomon)
14. TANCZACE ORZECHY (Dancing Nuts)

CDでは『BOSSA NOVA』(1967年録音)と『TORPEDO』(1970年録音)がカップリングされたものが発売されているようです(もしかしたらすでに廃盤かもしれません…)。僕が買ったのは『BOSSA NOVA』も『NOVI IN WONDERLAND』も再発盤のLP。新しくて綺麗&音質も良好です。再発盤LPは両作品とも結構出回っていると思います。
あと、『BACHARACH』(Aleksander Mazur Quintet & Novi Singers)というアルバムはオリジナル盤のLPで持ってるんですが、こちらはかなり古く、所々でプツプツと……。でも内容はオススメ◎


テーマ:ポーリッシュ・ジャズ - ジャンル:音楽

NOVI IN WONDERLAND / Novi Quartet

先日購入したLP - 2008年1月

年末は南米の小国、ベネズエラのアルデマーロ・ロメロ(Aldemaro Romero)を聴き込んでいたんですが、年始は東欧の小国、ポーランドのノヴィ・シンガーズ(Novi Singers)にすっかりはまっています。どちらのアーティストもブラジルの影響を感じさせますが、両者とも単にブラジル音楽をコピーしているわけではないので、切り口や昇華の仕方が違っていて面白いです。
ノヴィ・シンガーズは1960〜70年代くらいに活躍したポーランドのジャズ・ヴォーカル・グループ。欧州発のブラジリアン・サウンドでは片付けられない正統派のジャズグループといえるかもしれません。ポーランドのジャズは一部で注目されているようで、レコード屋さんによってはポーリッシュ・ジャズ(Polish Jazz)なんていうカテゴリーもあったりします。


NOVI IN WONDERLAND / Novi Quartet
1,890円→945円 (輸入盤・中古LP/ディスクユニオン渋谷JAZZ/RARE GROOVE館)

基本的に彼らの作品には歌詞がなく、どのアルバムもブラジリアンっぽいスキャット&コーラスが満載です。とはいえ、このアルバムはバックの演奏も選曲もかなりモダンジャズ度が高くなっています。
A-2「不思議の国のアリス(ALICE IN WONDERLAND)」はデイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)を始め、ビル・エヴァンス(Bill Evans)らもカヴァーしているディズニーの人気ナンバー。デューク・エリントンの「サテン・ドール(SATIN DOLL)」やジョージ・ガーシュウィンの「霧深き日(A FOGGY DAY IN LONDON TOWN)」も、ジャズファンにはお馴染みのスタンダードです。
選曲だけでなく、演奏のほうも至ってモダンジャズ。バックのトランペットやピアノは切れ味抜群で、全体的に演奏レベルが非常に高いです。収録曲は以下の通り。

A
1. THE SECOND SIDE
2. ALICE IN WONDERLAND
3. SATIN DOLL
4. A FOGGY DAY IN LONDON TOWN

B
1. LI'L DARLING
2. KULFON
3. I DON'T KNOW
4. APARTMENT UNDER THE ROOF
5. SECRET LIFE

コーラスワークも、演奏技術も、ほかの欧州発ブラジリアン・サウンドとは一味違ったアーティストです。ちなみに、ここではノヴィ・シンガーズ(Novi Singers)とご紹介しましたが、アルバムによってノヴィ・カルテット(Novi Quartet)や単にノヴィ(Novi)という名義にもなっていますのでご注意を。


テーマ:ポーリッシュ・ジャズ - ジャンル:音楽