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モダンジャズ、ラテンジャズ、ボサノバ、ジャズサンバなどのジャンルを中心に、自身で購入したCD・レコードを紹介していきます。お気に入りのCDは言うに及ばず、実店舗でもウェブでも、いいお店があったらそちらも教えてください! - all about my music -



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ISTITUTO ITALO-LATINO AMERICANO/ROMA / Aldemaro Romero

先日購入したLP - 2008年


ベネズエラ出身の音楽家、アルデマーロ・ロメロ(Aldemaro Romero)のイタリア録音盤『ISTITUTO ITALO-LATINO AMERICANO/ROMA』。彼は1950年代後半から活躍し、1970年代に多くの作品を残しました。本作の録音年は不明ですが、こちらも70年代あたりでしょうか。
英語&米国録音の人気盤『ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA』やチャーリー・バードとの共演盤『ONDA NUEVA (THE NEW WAVE)』、スペイン語&スペイン録音の『TOMA LO QUE TE OFRECI』、さらには近年VAMPISOULからリイシューされたメキシコ録音盤『LA ONDA NUEVA EN MEXICO / Monna Bell y Aldemaro Romero』などなど、彼は世界の色々な言葉&色々な国で多くの作品を録音&リリースしてきました。こちらの作品は全編がイタリア語&イタリア録音という、ちょっとした異色作で、長らく未発表だった幻の音源とのこと。



ISTITUTO ITALO-LATINO AMERICANO/ROMA / Aldemaro Romero
-円 (輸入盤・中古LP/-)

同じく近年発掘されたイタリア録音盤で『EN EL MUNDO』という作品もありますが、本作のサウンドや雰囲気はあちらよりもオーソドックスな印象。よりアルデマーロ・ロメロな感じ。選曲もお馴染みのナンバーが大半を占めています。
A-1とA-5以外は全てがロメロのオリジナル楽曲です。曲名をイタリア語に変えているものもあるようですが、彼のアルバムを聴いたことのある人にとっては、親しみのあるメロディばかり。珍しい点といえば、A-2の冒頭で使われているシタールらしき音がやや異彩を放っているくらいでしょうか。手拍子から始まる軽快なコーラスナンバーA-6「EL GAVILAN」は、そのままの曲名で他のアルバムにも収録されている人気ナンバーですし、A-3やB-6などの流麗なピアノ&コーラスアレンジはいつもながら素晴らしいです。
何かのライナーに「アルゼンチンにはタンゴ、ブラジルにはサンバとボサノヴァ、キューバにはルンバのリズムがあるが、それらにヴェネズエラのオンダ・ヌエヴァを加えなければ…」みたいなことが書かれていましたが、彼の生み出す三拍子のリズム&ソフトロック調のコーラスサウンドを一度聴くと、その文句に納得します。本作は“オンダ・ヌエヴァ(Onda Nueva)”と呼ばれる彼独特のリズム/メロディ/音楽を存分に満喫できる一枚です。収録曲は以下の通り。


A
1. ESE MAR ES MIO
2. IRENE
3. TONTA GAFA Y BOBA
4. TU Y YO
5. BUENOS DESEOS
6. EL GAVILAN

B
1. D’IMPROVVISO
2. CIO CHE CONTA
3. COSI SEI TU
4. LA VITA E UN’AVVENTURA
5. MULATTIERA
6. LA BUGIARDA


こちらはLPで買いました。他にも何作かアルデマーロ・ロメロのアルバムをリイシューしているイタリアのDejavuが手掛けたもの。ちなみに、Pヴァイン(p-vine)というレーベルから国内盤でCD化もされているそうです。そんなに数は作っていないと思いますが、大型CDショップではまだ見かけます。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

El EMBAJADOR Y YO / Jaime Delgado Aparicio

先日購入したCD - 2008年


ハイメ・デルガド・アパリシオ(Jaime Delgado Aparicio)というペルーのジャズ・ピアニスト/作曲家のアルバム。こちらのCDは、1966年のサントラ『El EMBAJADOR Y YO(O.S.T.)』の11曲に、1964年のJaime Delgado Aparicio Jazz Trioというピアノトリオ作からの5曲を加えたもの。本作もVAMPISOULレーベルによるリイシューです。サントラはあまり詳しくないんですが、ブラジルのノヴェラ(NOVELA)よりはヨーロッパ的だと思います。サントラのほうもボーナストラックのジャズも、イメージが多彩で、とても興味深い作品。



El EMBAJADOR Y YO / Jaime Delgado Aparicio
-円 (輸入盤・新品CD/-)

オープニングを飾る1曲目はファンキー&グルーヴィーなナンバー。2曲目と5曲目も似たテンションです。3曲目は一転してラヴェル風のクラシカルな楽曲。続く4曲目やラストの11曲目あたりも、ヨーロッパのサントラを髣髴とさせます。
そのほか、6曲目は運動会のように賑やかな曲。7曲目は唯一のヴォーカル・ナンバー。太いベース音が映える9曲目。クールでジャジーな10曲目。この10曲目のイントロからスタートし、途中でオープニングのファンキー・ナンバーへと変化する8曲目、といった感じ。とてもバラエティ豊かなサントラに仕上がってます。
あと、12〜16曲目のピアノジャズも非常に面白いです。12曲目のホレス・シルヴァーから始まり、本格的なピアノトリオナンバーがたっぷり5曲。13曲目のフランク・ロソリーノ(FRANK ROSOLINO)作「ブルー・ダニエル(Blue Daniel)」は洒落たジャズワルツ。15曲目はジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma)の「枯葉(Autumn Leaves)」ですが、こちらも素晴らしい演奏。彼の音楽は本当に底なしですね。収録曲は以下の通り。


1. El Embajador y Yo
02. Sexy Surf
03. Llegando a la Capital
04. Isometria
05. Todo el Mundo Me Persigue
06. Marcha a Chincha
07. La Arana (canta Patricia Aspillaga)
08. Surf del Embajador
09. Lucha en el Mar
10. La Arana
11. Gran Final
12. Sayonara Blues
13. Blue Dan
14. Walkin’
15. Las Hojas Muertas
16. The Climate


このCDはお店でたまたま見つけて買いました。“VAMPISOUL”というレーベル名と“ペルーのサントラ”というキャッチコピーだけで手に取ってみたんですが、大当たりでした。Jaime Delgado Aparicioという人物は有名な人なんでしょうか? オススメです◎


テーマ:映画音楽 - ジャンル:音楽

LA ONDA NUEVA EN MEXICO / Monna Bell y Aldemaro Romero

先日購入したCD - 2007年12月

年が明けましたが、去年買って気に入ったLP・CDをまだ紹介しきれていない&年始のセールにはほとんどいっていない、ので今日は前回に続いて、去年買ったアルデマーロ・ロメロ(Aldemaro Romero)のCDを一枚。『ラ・オンダ・ヌエヴァ・エン・メヒコ(LA ONDA NUEVA EN MEXICO)』は、ベネズエラ出身の音楽家アルデマーロ・ロメロが、メキシコの歌手モナ・ベル(Monna Bell)をメインヴォーカルに据えて録音した作品です。ラテンミュージック・ファンにはお馴染みのVAMPISOULレーベルからのリイシュー。前回ご紹介した米CBS録音の『アルデマーロ・ロメロ・アンド・ヒズ・オンダ・ヌエヴァ(ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA)』と比べると、よりエキゾチシズ色の濃い作品になっています。

La Nueva Onda En Mexico
LA ONDA NUEVA EN MEXICO / Monna Bell y Aldemaro Romero
2,720円→1,000円 (輸入盤・中古CD未開封/ディスクユニオン新宿本館4Fラテン・ブラジル・フロア)

これまでアルデマーロ・ロメロの作品を何枚か聴いてきましたが、スペイン語のアルバムのほうが、洗練された音とスペイン語のエキゾチックな響きがほど良く融合していて、より独特の魅力を感じさせてくれる気がします。個人的にはスペイン語録音のほうが好みです。
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)の「BLUESETTE」やジャクソン・ファイヴ(Jackson 5)の「NEVER CAN SAY GOODBYE」などが収録さていた人気盤『ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA』と違い、こちらの「LA ONDA NUEVA EN MEXICO」は収録曲のほうもラテンに根ざした楽曲で占められています。3曲目の「Cucurrucucu Paloma」や6曲目の「La Bikina」など、落ち着いた感じの可愛らしい曲が多いのが特徴でしょうか。収録曲は以下の通り。

1. Que Bonita Es Mi Tierra
2. La Bamba
3. Cucurrucucu Paloma
4. El Bajalu
5. Cielito Lindo
6. La Bikina
7. Guadalajara
8. Xochimilco
9. El Jarabe Loco
10. La Malaguena
11. La Negra
12. Tres Consejos

メキシコ人歌手モナ・ベルのヴォーカルがメインですが、アルデマーロ・ロメロらしいスキャットやコーラスワークは健在。随所に散りばめられている鍵盤楽器や管楽器の使い方も相変わらずお洒落です。
ちなみに、僕は中古未開封CDがセール特価で売られていたのでそちらを購入しましたが、三千円弱で新品LPも売ってました(新品CDも同額だったかと)。気になる方はお好きなほうを探してみてください。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA / Aldemaro Romero And His Onda Nueva

先日購入したLP - 2007年12月

今年出会った音楽の中で、最も“楽しい”という表現が似合うのが、アルデマーロ・ロメロ(Aldemaro Romero)。南米の小国ベネズエラ出身の音楽家で、主にブラジリアン・テイストなソフトロック/ジャズ系の作品を残しているアーティストです。そんな彼が、テオ・マセロ(Teo Macero)プロデュースの下、米CBSで録音した人気盤がこちらの『アルデマーロ・ロメロ・アンド・ヒズ・オンダ・ヌエヴァ(ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA)』。テオ・マセロは、CBS時代のマイルス・ディヴィス(Miles Davis)諸作品を手掛けたジャズ界の大物プロデューサー。スペイン語ではなく英語歌詞になっているのは、彼の意図かもしれません。

ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA
ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA / Aldemaro Romero And His Onda Nueva
1,260円→1,134円 (輸入盤・中古LP未開封/ディスクユニオン下北沢店)

スペイン語&スペイン録音の『TOMA LO QUE TE OFRECI』というアルバムで初めてアルデマーロ・ロメロを聴いたんですが、あのとき受けた強烈なインパクトは今でも忘れられません。彼の音楽はとにかく洗練されています。ほど良いエキゾチシズムが絶妙なアクセントになっていて、本当にお洒落です。CDやLPで沢山リイシューされている理由も分かります。
さて、今回ご紹介する英語&米国録音の『ALDEMARO ROMERO AND HIS ONDA NUEVA』ですが、彼の一連の作品群の中でも、一番エキゾチシズムが薄く、聴きやすいアルバムといえるかもしれません。選曲はかなりポピュラー。瑞々しいコーラス・ボッサ調のA-1「IT'S IMPOSSIBLE」、ジャズの有名ハーモニカ奏者トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)作のB-3「BLUESETTE」、ジャクソン・ファイヴ(Jackson 5)のB-6「NEVER CAN SAY GOODBYE」あたりが聴き所でしょうか。アップテンポなポップチューン満載の一枚です。収録曲は以下の通り。

A
1. IT'S IMPOSSIBLE
2. AND STILL I LOVE HER
3. IT NEVER ENDS
4. LITTLE LOVE BIRD
5. SOMEONE

B
1. TWO
2. VENEZUELA
3. BLUESETTE
4. SWEET MADNESS
5. SUNRISE, SUNSET
6. NEVER CAN SAY GOODBYE

ブラジルっぽいスキャットやコーラスワーク、ワルツ調のリズムなどが、上手くブレンドされ、新鮮かつ独特な音楽に仕上がっています。鍵盤楽器や管楽器の入れ方とかも絶妙です。これはソフトロックなんでしょうか? それともブラジリアン・フュージョン?? ラウンジミュージック/カフェミュージックならOKでしょうか??? どれもドンピシャではない気がしますね…。特別難解なことをやってるわけではないんですが、アルデマーロ・ロメロというジャンルを作りたくなるほど、彼の音楽からはオリジナリティを感じます。不思議な魅力を持ったアーティストです。


テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽