先日購入したLP - 2007年
いまさらといった感じですが、ブラジリアン・ソフトロック/コーラス系の中でも屈指の名盤『BRAZIL NOW !』をご紹介します。ブラジルの名ピアニスト、ドン・サルヴァドール(Dom Salvador)率いる謎のグループ、 The G/9 Groupが残した唯一の作品。というより、覆面バンドによる、いわゆる企画盤でしょう。
録音は1968年で、プロデューサーはH.ガンデルマン(H.Gandelman)。ドン・サルヴァドール以外にも、ギターにネコ、ベースにセルジオ・バホーゾ、ドラムスにウィルソン・ダス・ネヴィスといったジャズ・サンバ界を代表する豪華メンバーたちが参加しています。彼らの軽快な演奏をバックに4名の男女混声ヴォーカルが映えるメロウ&グルーヴィーなコーラス作品です。
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絶妙なコーラスワークやバックの演奏もさることながら、全編を通して、優しい女性ヴォーカル&サルヴァドールの甘美なピアノが素晴らしいです。とりわけ、サルヴァドールのピアノは、まるで水の上をはねるかのように踊っています。
選曲も抜群で、バーデン・パウエル、エドゥ・ロボ、ジョアン・ドナート、ジョビン、マルコス・ヴァーリ、カエターノ・ヴェローゾと、名ブラジリアンのオンパレード。さらに、途中でビートルズもはさみつつ、〆はコール・ポーター。いずれも素晴らしいカヴァーで聴かせてくれます。ブラジル音楽の魅力を一枚に凝縮したような作品です。収録曲は以下の通り。
A
1. P'RA QUE CHORAR (I'Lll take a chance)
2. VESTI AZUL
3. PONTEIO
4. SAMBOU...SAMBOU (Alphabet)
5. ESTE SEU OLHAR (That look you wear)
6. VIOLA ENLUARADA
B
1. LADY MADONNA
2. DEIXA (Let me)
3. ALEGRIA, ALEGRIA
4. RETRATO EM BRANCO E PRETO
5. I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
僕のはドイツのレーベルSonoramaが近年リイシューした再発盤LP。この作品は長年“幻の名盤”だったらしく、オリジナル盤LPは云万円、ジャケットの違うオランダ盤も1万円は下らないでしょう(どちらもレコ屋では時々見かけます)。なかなか手を出せない値段です。とはいえ、現在はLPでもCDでも再発されています。新品CDなら2千5百円くらいで大抵のお店に置いてあるはず。ブラジル音楽ファン以外にも是非聴いてみてほしいアルバムです。
Theme: ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. « 音楽
Tag: ドン・サルヴァドール ネコ セルジオ・バホーゾ ウィルソン・ダス・ネヴィス G/9グループ Sonorama ジャズ・ボッサ
先日購入したLP - 2007年12月
本日も前回に続き、ラウンジ・ミュージック色の強いブラジリアン・ジャズ・アルバム、『SAMBA NA ONDA』をご紹介します。テマ・トレス(Tema 3)の『MADRUGADA 1:30』と同じ、英whatmusicリイシュー&音源はブラジルのエキペ(EQUIPE)。ウルグアイ出身のミゲル・アンヘル(Miguel Angel)は、ブラジルでTV関係の仕事をしていた人みたいです。演奏のほうは、ジャズ・サンバ風のバック+スキャット&コーラス満載で、非常に楽しい内容になってます。
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ミゲル・アンヘル総指揮の下、オス・イパネマス(OS IPANEMAS)で知られるギターのネコ(Neco)、ドラムのウィルソン・ダス・ネヴィス(Wilson Neves)、パーカションのルーベンス・バッシーニ(Rubens Bassini)らが参加しています。演奏も抜群ですが、随所に挿入される男女混声コーラス&スキャットがとりわけ印象的な一枚。ラストのB-6「Consolacao」は落ち着いたインストのジャズサンバですが、全体的にはA-1「Deixa Isso Pra La」、A-3「Telefone」、B-2「Bate A Palma」などなど、アップテンポの可愛らしいナンバーが詰まっている作品です。収録曲は以下の通り。
A
1. Deixa Isso Pra La
2. Da Bola
3. Telefone
4. Na Base Do Balanco
5. Balanco Do Mar
6. Lagrima Flor
B
1. Isto E Samba
2. Bate A Palma
3. Balanco Zona Sul
4. Vou Andar Por Ai
5. Roda De Samba
6. Consolacao
歌が台詞っぽく入ったり、手拍子が効果的に使われていたりして、最初から最後まで存分に楽しませてくれます。ジャンル分けするとしたら、ジャズサンバ(ジャズボッサ)というより、バランソやソフトロック/コーラス系、もしくはラウンジミュージックに近いかもしれません。本当にハッピーで陽気な作品です♪
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Tag: ジャズ・ボッサ ミゲル・アンヘル ネコ ウィルソン・ダス・ネヴィス ルーベンス・バッシーニ ウルグアイ ソフトロック スキャット whatmusic EQUIPE