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DEZ ANOS DEPOIS / Nara Leao
Sat.13.09.2008 Posted in france / brazilian
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先日購入したCD - 2007年


久々の更新になります。梅雨明け頃から放置してた気がしますが、時間が過ぎるのは早いもので、もう9月も中旬になろうとしていますね。最近、雨が降ったり止んだり、時々雷も鳴り響いたり、不安定な天気が続いていますので、今回は雨の日が似合うボサノヴァアルバムを一枚。
ブラジルの人気女性歌手ナラ・レオンが、1971年にフランスで録音した作品です。原題を直訳すると『十年後』。彼女がデビューして10年後ということなのでしょうか。ナラ・レオンはアーティストとしてもそうですが、その存在自体が“ボサノヴァのミューズ”としてかなり有名な人。ボサノヴァに少しでも興味を持ったことのある人なら、一度くらいは“ナラ・レオンのアパート”という言葉を聞いたことがあるかと思います。彼女のお家はかなりの上流階級で、“アパート”も日本語では“超高級マンション”と表現するのが正しいようです。
ボサノヴァ創世記の1950年代後半に、ホベルト・メネスカル、カルロス・リラ、オスカル・カストロ・ネヴィス、ルイス・カルロス・ヴィーニャス、べべートら、多くのボサノヴァ~ジャズボッサアーティストたちが、彼女のアパートに集っていたといわれています。本作は、そんな環境に生まれ育ちながら、自身は、上流階級の音楽であるボサノヴァと決別し、1968年に政治的理由からフランスへ渡ったナラ・レオンが、10年近くに及ぶキャリアの中で初めて本格的にボサノヴァを歌ったアルバム。


美しきボサ・ノヴァのミューズ
DEZ ANOS DEPOIS / Nara Leao
-円 (国内盤・新品CD/-)

内容は、雨(雪??)のパリを映し出したモノクロの暗いジャケットが示すとおりのサウンド。ボサノヴァのスタンダードを、シンプルな伴奏をバックに、ナラが最初から最後までクールに淡々と歌い上げるアルバムです。遠い異国の地でボサノヴァを歌うナラの切実な声には、言葉では表せない独特の雰囲気が漂っています。サウダージとはこういう感覚を示すのでしょうか。
オリジナルLPは2枚組だったようです。それもそのはず、なんと24曲も収録されています。しかもすべてがボッサスタンダード。ジョビンの19曲をメインに、カルロス・リラの代表曲が3曲、バーデン・パウエルが1曲、ジョニー・アルフが1曲。ここまでボサノヴァのスタンダードナンバーが詰まった作品も他にないのではないでしょうか。それくらいオールスターな選曲。
とはいえ、ボサノヴァ入門にオススメできるかというと、何ともいえません。オープンな空気ではないというか、とても重い雰囲気。このアルバムを聴いていて浮かんでくるイメージは、ジャケットのようにモノクロで、湿っていて、どこか淀んでいます。「この曲ってこんなに切ないメロディだったっけ?」と感じることも多々あったり。
作品としてどうとか、そういうのは関係なしに、彼女が自分のために、そのとき歌いたかった曲をひたすら歌ったのでしょう。とはいえ、ただのノスタルジーではなく、彼女は現在、そして未来のために歌ったのだと思います。湿って淀んだ空気の中にも、どこか前向きな強さが感じられるからです。ジャケットでも彼女は上を向いて歩いていますしね。収録曲は以下の通り。


1. Insensatez
2. Samba De Uma Nota So
3. Retrato Em Branco E Preto
4. Corcovado
5. Garota De Ipanema
6. Pois E
7. Chega De Saudade
8. Bonita
9. Voce E Eu
10. Fotografia
11. O Grande Amor
12. Estrada Do Sol
13. Por Toda Minha Vida
14. Desafinado
15. Minha Namorada
16. Rapaz De Bem
17. Vou Por Ai
18. O Amor Em Paz
19. Sabia
20. Meditacao
21. Primavera
22. Este Seu Olhar
23. Outra Vez
24. Demais


こちらはだいぶ前に国内盤のCDで購入。「BOSSA NOVA 1500」シリーズで、邦題は『美しきボサノヴァのミューズ』。ゲッツジルベルトやセルメンしか知らない頃に、ボサノヴァ入門のつもりで買いました。でも、いくつかのブラジル音楽に触れてから、こうやってあらためて聴くと、また違った印象を受けるアルバムです。もちろん、ボサノヴァの歴史とか、ナラの生涯とか、そんなの関係なく、日曜日の昼下がりに、ゆったりとコーヒーでも飲みながら聴くのも悪くないと思います。

Theme: ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. « 音楽

Tag: ボサノヴァ ナラ・レオン ホベルト・メネスカル カルロス・リラ オスカル・カストロ・ネヴィス ルイス・カルロス・ヴィーニャス べべート

BEBETO / Bebeto
Thu.13.12.2007 Posted in brazil / etc.
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本日購入したLP - 2007年12月

先月、ディスクユニオン新宿本館4Fラテン・ブラジル・フロアで見つけたんですが、他に欲しいものがあって購入を見送った『BEBETO』をとうとう買いました。もしかしたら売り切れ、とも覚悟してたんですけど、まだあって良かったです。オリジナル盤はもちろん高価でしょうし、再発盤もそれほど生産してないと思いますからね。お馴染みのwhatmusicリイシュー。紹介ステッカーの表記は「brasilian kaleidoscope!」(意味は、ブラジルの万華鏡??)。かなり評判のいい作品です。

ベベート
BEBETO / Bebeto
2,195円 (輸入盤・新品LP/ディスクユニオン新宿本館4Fラテン・ブラジル・フロア)

タンバ・トリオ(Tamba Trio)の一員として知られるベーシスト、サックス/フルート奏者べべート(Bebeto)のソロ作。ソロとはいえ、タンバ・トリオの面々、ルイス・エサ(Luiz Eca)やエルシオ・ミリート(Helcio Milito)らも参加しています。よってタンバ・トリオが同時期(1975年)に発表した『Tamba Trio』(通称ブルー・タンバ)の裏盤ともいわれているようです。
音のほうですが、ジャズ・サンバやソフトロックという感じではありません。とても控えめなエレクトリック・サウンドをバックに、切ないべべートのヴォーカルと混声コーラスが映えるメロウなブラジリアン・フュージョンとでもいいましょうか。もちろん、フルートの淡い音色を聴かせてくれるインスト曲もありますし、エレピではなくピアノが使われている曲もあります。収録曲は以下の通り。

A
1. Batuque
2. P'ra Nao Chorar
3. Salgueiro Chorao
4. Nosotros (Nos)
5. Tristeza De Nos Dois
6. Deja-Me Ir

B
1. Mendigo E Ladrao
2. Estardalhaco
3. Cancao Do Nosso Amor
4. Voltei Ao Meu Lugar
5. Moca Flor
6. Razao De Viver

マイナー調の一曲目「Batuque」から、しっとりとした雰囲気のブラジリアン・サウンドが全編を覆います。洗練されていながら、いかにもブラジルらしいサウダージ感溢れる作品です。“1970年代のボサノヴァ”という言い方もできるかもしれません。ジャケット裏の、子供と一緒にフルートに見入る写真(子供に壊れたフルートを直してほしいと頼まれたのでしょうか? もしくは、子供にフルートの扱い方を教えているのかもしれません)が素晴らしいです。このアルバムが持つ魅力、純粋さを見事に伝えている気がします。

さて、話は少し逸れますが、輸入盤新譜LPの価格がほぼ全て2,000円以上になってました。少し前までは1,500円くらいの商品が多かったような気がするんですけどね・・・。今月、渋谷のシスコレコード(CISCO RECORDS)が閉店した際、「輸入レコードの価格が高騰!?」なんて話も出てましたが、あれは事実なんでしょうか。こういったジャンルの音楽、特にLPともなると、大量生産も薄利多売も期待できないと思いますが、レーベルも販売店も、頑張って続けていってほしいですね。

Theme: ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. « 音楽

Tag: べべート ブラジリアン・フュージョン メロウ タンバ・トリオ ルイス・エサ エルシオ・ミリート whatmusic シスコレコード



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