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MIRROR OF MY MIND / Ryo Kawasaki Featuring Radha Shottam
Sun.09.02.2014 Posted in japan / fusion, crossover
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長らく更新のないまま年も明けてしまいましたが、日本のフュージョン/クロスオーヴァーをもう一枚だけ。今回は古くから国内外で知られている川崎燎の人気作です。外国人の女性ヴォーカルをフューチャーしていることもあり、和ジャズというよりは、ブラジリアン・フュージョン~レア・グルーヴといった視点で評価されているアルバムかもしれません。
川崎燎は’60年代後半頃から活躍してきた日本を代表するジャズ・ギタリストの一人。米国での活動も多いアーティストで、本作以外にはニューヨーク録音のリーダー作『JUICE』(1976, RCA)などもレア・グルーヴ・シーンで人気かと思います。『MIRROR OF MY MIND‎』も同じくニューヨーク録音で、CBS/Sonyのフュージョン系レーベル「OPEN SKYE」から1979年にリリースされたブラジリアン~クロスオーヴァー色の濃いアルバムです。


Mirror of My Mind / Ryo Kawasaki
ミラー・オブ・マイ・マインド (MIRROR OF MY MIND) / 川崎燎 - フューチャリング・ラーダ・ショッタム (Ryo Kawasaki Featuring Radha Shottam)
国内盤LP(1979, OPEN SKYE) 25AP 1012

A
1. Trinkets & Things
2. I've Found The Way Of Love
3. Dreams For Radha Part I, II, & III

B
1. Brasiliana
2. Winter's Here
3. In & Out Of Love
4. Little One

Acoustic & Electric Guitar: Ryo Kawasaki
Vocal, Handclaps: Radha Shottam
Acoustic Piano, Rhodes Piano: Leon Pendarvis
Electric Bass: Anthony Jackson
Drums: Harvey Mason
Congas, Percussion, Handclaps: Rubens Bassini
Flute: George Marge
Tenor Saxophone: Michael Brecker
etc.

Recorded: March, 1979, at Power Station, New York City


メンバーは、川崎燎(アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター)、ラーダ・ショッタム(ヴォーカル)、レオン・ペンダーヴィス(アコースティック・ピアノ、エレクトリック・ピアノ)、アンソニー・ジャクソン(エレクトリック・ベース)、ハーヴィー・メイスン(ドラムス)、ルーベンス・バッシーニ(コンガ、パーカッション)、マイケル・ブレッカー(テナー・サックス)、ジョージ・マージ(フルート)、他。録音は1979年3月ニューヨーク、パワー・ステーションです。
収録曲は1曲を除き、全てが川崎燎のオリジナル・ナンバーで占められています。カヴァーは川崎燎がアコースティック・ギターを奏でるバーデン・パウエル(Baden Powell)作のB-1「Brasiliana」のみで、こちらは雰囲気も他と違い、オーケストラが少し挿入される以外はほぼギター・ソロといえる穏やかで静かなボッサ・ナンバーです。ハイライトはラーダ・ショッタムをフューチャーしたヴォーカル・ナンバーのA-1「Trinkets & Things」とB-2「Winter’s Here」でしょう。どちらもアルバムを代表する一曲であり、極上のブラジリアン・フュージョン~クロスオーヴァー・チューンといえると思います。
ゆったりとしたスロウ~ミドル・テンポのA-2「I've Found The Way Of Love」や、エスニックな雰囲気から疾走感のあるブラジリアンへと展開していくA-3「Dreams For Radha Part I, II, & III」もラーダ・ショッタムをフューチャーしたヴォーカル・ナンバー。B-3「In & Out Of Love」は本作で唯一となるインストルメンタル・フュージョンです。エンディングは再びヴォーカルをフューチャーしたメロウなソウル・ナンバーのB-4「Little One」で幕を引きます。個人的には全曲がハイクオリティなモンスター・アルバムだと思います。


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Theme: 和ジャズ/日本のジャズ・フュージョン « 音楽

Tag: 川崎燎 ラーダ・ショッタム レオン・ペンダーヴィス アンソニー・ジャクソン ハーヴィー・メイスン ルーベンス・バッシーニ マイケル・ブレッカー ジョージ・マージ

SOFT LANDING / Takeru Muraoka & His New Group
Mon.30.12.2013 Posted in japan / fusion, crossover
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結局あまり更新できないまま今年も残り後わずかとなりましたが、とりあえず前回までの流れで続けようと思います。フュージョン/クロスオーヴァーの4枚目はサックス奏者、村岡建の1978年のリーダー・アルバム。村岡建は数多くの和ジャズの人気作品に参加している名サックス奏者ですが、リーダー作は意外に少なく、これが1970年の1stアルバム『タケル(Takeru)』に続く2作品目のようです。参加グループとしては、当ブログでも紹介済みの傑作『HI-NOLOGY / Terumasa Hino Quintet』(1969, Columbia/Takt Jazz Series)などをリリースしていた頃の日野皓正クインテットや、石川晶とカウント・バッファローズなどが有名でしょうか。本作『ソフト・ランディング (SOFT LANDING)』は、前回取り上げた本多俊之の『BURNIN’ WAVES / Toshiyuki Honda』(1978, Electric Bird)と同様、キング・レコード系列のレーベル「セブン・シーズ・レコード (Seven Seas)」からリリースされた作品で、内容も時代の流れとシンクロしたフュージョン/クロスオーヴァーなサウンドになっています。


ソフト・ランディング / 村岡建とヒズ・ニュー・グループ
ソフト・ランディング (SOFT LANDING) / 村岡建とヒズ・ニュー・グループ (Takeru Muraoka & His New Group)
国内盤LP(1978, Seven Seas) SKS-3005

A
1. Ode To Naska
2. Hot Wind
3. May Storm
4. Lady Boogie

B
1. Snappin’
2. Ami
3. Quaser
4. Bon Voyage

Alto Saxophone, Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Lyricon: Takeru Muraoka
Trumpet, Flugelhorn: Susumu Kazuhara
Electric Guitar, Acoustic Guitar: Takao Naoi
Piano, Electric Piano, Clavinet, Solina, Synthesizer: Masanori Sasaji
Electric Bass: Michio Nagaoka
Drums, Percussion: Michael Kawai
Percussion: Kiyohiko Senba

Recorded: June 1, 2, 5, 8 & 14, 1978, at King Studio


メンバーは、村岡建(サックス、リリコーン)、数原晋(トランペット、フリューゲルホーン)、直居隆雄(ギター)、笹路正徳(キーボード)、長岡道夫(ベース)、マイケル河合(ドラムス、パーカッション)、仙波清彦(パーカッション)という構成。作曲・編曲は全て村岡建が手掛けています。
収録曲はスリリングでアップ・テンポなナンバーを中心に、ファンキーなナンバーやメロウでスロウ~ミドル・テンポなナンバーを織り交ぜた構成になっています。オープニングの力強いA-1「Ode To Naska」や疾走感のあるA-2「Hot Wind」は、いずれもハイ・クオリティなジャズ・ファンク~レア・グルーヴ・チューン。A-3「May Storm」はスロウなメロウ・サイドの楽曲です。A-4「Lady Boogie」はアルバムのハイライトの一つとして挙げられる手拍子入りのブギー・ナンバー。ディスコ/ブギーなサウンドを積極的に取り入れた非常に意欲的なナンバーです。
インパクトのあるギター・リフから始まるB-1「Snappin’」は切れのあるファンキー・チューン。親しみやすいメロディラインが印象的なB-2「Ami」やB-4「Bon Voyage」はミドル~アップ・テンポの爽快で心地良いフュージョン・ナンバーです。逆に、黒さや荒々しさが前面に出ているB-3「Quaser」が、ジャズ・ファンク度ではアルバム随一かもしれません。アルバム全体としても、本作の切れのあるエレクトリック・ジャズ・ファンク~フュージョン・サウンドからは、どちらかというと軽快でトロピカルな傾向が強い当時の日本のフュージョン作品群とは一線を画する重みや厚さ、力強さ、懐の深さが感じられると思います。


Theme: 和ジャズ/日本のジャズ・フュージョン « 音楽

Tag: 村岡建 数原晋 直居隆雄 笹路正徳 長岡道夫 マイケル河合 仙波清彦 ジャズ・ファンク セブン・シーズ

BURNIN' WAVES / Toshiyuki Honda
Sat.28.09.2013 Posted in japan / fusion, crossover
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フュージョン/クロスオーヴァーの3枚目はサックス奏者、本多俊之の初リーダー・アルバムです。これまで紹介してきたアーティストは1960年代から活躍していた人が多かったと思いますが、本多俊之は1957年生まれで、1978年録音の本作『バーニング・ウェイヴ (BURNIN’ WAVES)』が自身初のリーダー作。1976年頃からジョージ大塚のグループに在籍し、将来を期待される存在だったようですが、本作の録音時はまだ21歳の新鋭で、しかも大学在学中だったというから驚きです。
さらに驚きなのは、若手のデビュー作としては異例といえる豪華な面々がバックアップしていることでしょう。当時すでにCTIからヒットを飛ばしていたハワイ出身のフュージョン・グループ、シーウィンド(Seawind)が全面的に参加しており、編曲・指揮でも名アレンジャーの上田力が起用されています。レーベルはキング・レコード系列のフュージョン・レーベル「Electric Bird」。前回記事で紹介した「Flying Disk」などと同様に、1970年代後半~1980年代のフュージョン/クロスオーヴァー・シーンをリードしたレーベルの一つで、本作は増尾好秋の『Sailing Wonder(セイリング・ワンダー)』に続く同レーベルの2作目ということになります。


バーニング・ウェイヴ(紙ジャケット仕様) / 本多俊之
バーニング・ウェイヴ (BURNIN’ WAVES) / 本多俊之 (Toshiyuki Honda)
国内盤LP(1978, Electric Bird) SKS-8002

A
1. Burnin’ Waves
2. All-night Rendezvous
3. Thunder Kiss
4. You Blow My Heart Away

B
1. Just a Dream Away
2. Havana Candy
3. Sao Pau-Lo
4. 747 Wind Flight

Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Flute, Alto Flute: Toshiyuki Honda
Drums, Percussion: Bob Wilson
Vocal (on B-2): Pauline Wilson
Electric Piano, Mini Moog, Oberheim, Polyphonic, Percussion: Larry Williams
Trumpet, Flugelhorn, Percussion: Jerry Hey
Tenor Saxophone, Alto Saxophone, Alto Flute: Gary Herbig
Electric Bass: Ken Wild
Electric Guitar: Bud Nuanez
Trombone: Eiji Arai
Percussion: Tadaomi Anai
Arrange, Conduct: Chikara Ueda

Recorded: April 22, 25, 29, 1978, at Media Studio & King Studio


メンバーは、本多俊之(アルト・サックス、ソプラノ・サックス、アルト・フルート、フルート)、新井英治(トロンボーン)穴井忠臣(パーカッション)に、シーウィンドの7名を加えた編成です。前述の通り、編曲・指揮は上田力が手掛けています。上田力は編曲家として、また自身のグループ「上田力&パワーステーション」を率いて、当時、フュージョン/クロスオーヴァーからサントラまで、幅広いシーンで活躍していた人物。とりわけファンキーな音作りに定評のあるアレンジャーとして知られ、本作でもその才能をいかんなく発揮しています。収録曲は全8曲中5曲(A-1、A-2、A-3、B-1、B-4)が本多俊之のオリジナル曲。彼が書く曲にはメロディラインの美しいものが多い印象です。あとは上田力のオリジナル曲が1曲(A-4)とカヴァー曲が2曲(B-2、B-3)という構成になっています。
ハイライトはアルバムのオープニングを飾るタイトル曲のA-1「Burnin’ Waves」でしょう。イントロから躍動感のあるエレクトリック・ベースが強烈にリードしていくジャズ・ファンクで、シーウィンドによるホーンやエレピも端正で切れがあり、本多俊之のサックスも決まっています。上田力のアレンジが光るアルバム随一のファンキー・チューンです。一方、両面ラストに収録されている2曲のブラジリアン・チューンも見逃せません。上田力のオリジナルであるA-4「You Blow My Heart Away」は疾走感に満ちたサンバ・フュージョン。ブラジリアンらしいフルートや笛の音も挿入される賑やかでキャッチーなナンバーです。本多俊之のオリジナルであるB-4「747 Wind Flight」も、親しみやすいメロディラインが印象に残るブラジリアン・フュージョンの好曲です。その他、シーウィンドの女性ヴォーカル、ポーリン・ウィルソンをフューチャーしたラテン~トロピカルなB-2「Havana Candy」(Patti Austinのカヴァー)など、アルバム全体としてもバラエティに富んでいて、文字通り、クロスオーヴァーな内容になっているといえそうです。


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Tag: 本多俊之 上田力 新井英治 穴井忠臣 シーウィンド Seawind エレクトリック・バード

HIP SEAGULL / Terumasa Hino
Tue.24.09.2013 Posted in japan / fusion, crossover
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すでに当ブログでいくつかリーダー作を取り上げているトランペット奏者、日野皓正の1978年リリース作品。これまで初リーダー作『ALONE, ALONE AND ALONE / Terumasa Hino Quartet』(1967, Takt Jazz Series)や、エレクトリック・ジャズ期の傑作『HI-NOLOGY / Terumasa Hino Quintet』(1969, Columbia/Takt Jazz Series)を紹介してきましたが、本作は彼のフュージョン期の幕開けを飾る作品です。近年、ジャズ・ファンク~レア・グルーヴの視点から特に人気の高いアルバムだと思います。
レーベルはビクター系列の「Flying Disk」。同レーベルは1970年代後半に日本のフュージョン・シーンをリードしていたレーベルの一つで、他にも日野皓正の『City Connection』や渡辺貞夫の『California Shower』など、和ジャズ/フュージョンのヒット作品を数多くリリースしています。セールス的にも成功していたようで、現在でも有名アーティストのタイトルは簡単に入手することができると思います。その中だと本作は比較的見つけづらいほうかもしれません。


Hip Seagull / 日野皓正
ヒップ・シーガル (HIP SEAGULL) / 日野皓正 (Terumasa Hino)
国内盤LP(1978, Flying Disk) VIJ-6010

A
1. Hip Seagull

B
1. This Planet Is Ours
2. Fall
3. Life Trip

Trumpet: Terumasa Hino
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone: Kohsuke Mine
Guitar: John Scofield
Acoustic Piano, Fender Rhodes Piano: Mikio Masuda
Acoustic Bass, Fender Bass: Clint Houston
Drums (on A-1): Motohiko Hino
Drums (on B-1, B-2, B-3): George Ohtsuka
Congas, Percussion, Voice: M’tume (James Mtume)
Vocal (on B-2): Kimiko Kasai
Vocal (on B-1): Tawatha

Recorded: August 10, 11, 1977 at Victor Studios, Tokyo and December 15, 1977 at Sound Ideas Studios, NYC


メンバーは、日野皓正(トランペット)、峰厚介(テナー・サックス、ソプラノ・サックス)、ジョン・スコフィールド(ギター)、益田幹夫(ピアノ、エレクトリック・ピアノ)、クリント・ヒューストン(ベース、エレクトリック・ベース)、日野元彦(ドラムス:A-1)、ジョージ大塚(ドラムス:B-1、B-2、B-3)、ムトゥーメ(コンガ、パーカッション、ヴォイス)、笠井紀美子(ヴォーカル:B-2)、タワーサ(ヴォーカル:B-1)。ドラムスはサイドAを日野元彦、サイドBをジョージ大塚がそれぞれ担当しています。その他、曲によってヴォーカルがフューチャーされる構成です。また、録音は1977年8月10日、11日の東京と、1977年12月15日のニューヨークで行われています。
タイトル曲のA-1「ヒップ・シーガル」は約16分に及ぶ壮大かつスピリチュアルなジャズ・ファンク・チューン。日野皓正自身のオリジナル・ナンバーで、サイドAの収録曲はこの一曲のみです。ベースやドラムスなどの各パートにも見せ場があり、全体として非常に聴き所の多いスピリチュアル・ジャズ~アフロ・ジャズ・ファンクに仕上がっています。
B-1「ディス・プラネット・イズ・アワーズ」は女性コーラスを配したソウルフル&メロウなフュージョン・ナンバー。タイトなリズム、メロウなエレピやギター、ソウルフルな女性ヴォーカルが見事に融合し、終始、独特の浮遊感のあるサウンドを作り出しています。日野皓正のトランペットや峰厚介のソプラノ・サックスも気持ち良いです。
笠井紀美子をフューチャーしているB-2「フォール」は、B-1と同系統ながら、もう少しスロウ・ダウンしたメロウ・フュージョン。こちらはウェイン・ショーター(Wayne Shorter)の楽曲です。エンディング曲のB-3「ライフ・トリップ」は、パーカッションなどが効果的にフューチャーされているブラジリアン・ジャズ・チューン。ベーシスト、クリント・ヒューストンのオリジナル曲で、こちらは疾走感のあるジャズ・ダンサーになっています。収録曲4曲はいずれもハイレベルで、スピリチュアルな側面とダンサブルな側面が上手く共存している良質なフュージョン・アルバムだと思います。


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Tag: 日野皓正 峰厚介 ジョン・スコフィールド 益田幹夫 クリント・ヒューストン 日野元彦 ジョージ大塚 ムトゥーメ 笠井紀美子 タワーサ

SCANDINAVIAN SUITE / Bingo Miki, Tatsuya Takahashi & The Tokyo Uinion
Sat.21.09.2013 Posted in japan / fusion, crossover
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そろそろ気分転換で他のジャンルを取り上げようとも思っていたんですが、もう少し和ジャズを続けることにします。ここ最近は1960年代終盤から1970年代前半頃までのレコードが多かったので、今日から1970年代後半のジャズ・ファンク~フュージョンをいくつか選んでいこうと思っています。
1枚目の『北欧組曲』はコンポーザー/アレンジャー/テナー・サックス奏者の三木敏悟が作・編曲を手掛けた1977年録音のビッグバンド・ジャズ・ファンク作品。演奏は「宮間利之とニュー・ハード」や「原信夫とシャープ&フラッツ」と並び、日本の代表的なビッグバンドの一つに数えられる「高橋達也と東京ユニオン」が担当しています。レーベルは当ブログでも何度か取り上げているスリー・ブライド・マイス・レーベル(Three Blind Mice)で、型番はTBM-1005です。
スリー・ブラインド・マイスは当初の1~79に加え、1000番台、3000番台、4000番台、5000番台などでも作品をリリースしており、使い分けの基準はよく分かりませんが、こちらは1000番台からのリリースになっています。CDでは、今回の一連のTBM復刻企画で本作もリイシューされています。


北欧組曲[Blu-spec CD] / 三木敏悟、高橋達也と東京ユニオン
北欧組曲 (SCANDINAVIAN SUITE) / 三木敏悟、高橋達也と東京ユニオン (Bingo Miki, Tatsuya Takahashi & The Tokyo Uinion)
国内盤LP(1977, Three Blind Mice) TBM-1005

A
1. Midnight Sunrise
2. Sketches Of Munch
3. The Legend Of Garbo

B
1. Andersen Fantasia
2. Sibelius' Testament
3. Children At Play

Composed By Bingo Miki
Trumpet: Yoshifumi Toda, Hiroshi Abiko, Motoharu Suzuki, Tomokazu Saio
Trombones: Eijiro Miyazaki, Kiyotaka Uchida, Koichi Okada
Bass Trombone: Kenichi Sudare
Alto Saxes: Kenji Hori, Hiroshi Yaginuma
Tenor Sax: Seiji Inoue
Baritone Sax: Takemi Ishikane
Piano: Masahiro Kanayama
Bass: Yoshinori Ishida
Drums: Kazuhiro Ebisawa
Guitars: Kenichi Araya, Takao Naoi
Synthesizer: Mickey Yoshino
Percussion: Yuji Imamura
Reader & Tenor Sax: Tatsuya Takahashi

Recorded: May 15 & 22, 1977, at EPICURUS Studio, Tokyo


メンバーは、前述のビッグバンド「高橋達也と東京ユニオン」に加え、ゲストで今村祐司(パーカッション)とミッキー吉野(シンセサイザー)が参加しています。スリー・ブラインド・マイスからのリーダー作『エアー(AIR)』(TBM-3006)でも知られる今村祐司は、多くの和ジャズ作品に参加している名パーカッショニストです。ミッキー吉野は、ロック・バンド「ゴダイゴ(GODIEGO)」の印象が強いかもしれませんが、鍵盤奏者/アレンジャーとしても幅広く活躍しており、ここではゲスト・ミュージシャンとしてシンセサイザーを担当しています。
アルバムのハイライトは群を抜いてファンキーなB-3「Children At Play」になるでしょう。さまざまな楽器が入り混じるスペイシーなジャズ・ファンク・チューンで、唸るようなベースやギターのエレクトリック・サウンドはもちろんのこと、ビッグバンドらしい分厚いホーンも非常に強烈です。B-3ほどグルーヴィーではありませんが、A-2「Sketches Of Munch」もミドル・テンポのビッグバンド・ジャズ・ファンク。一方、スロウなテンポで聴かせるA-3「The Legend Of Garbo」や、スケールの大きなA-1「Midnight Sunrise」、B-1「Andersen Fantasia」も、質の高いオーケストラ・ジャズに仕上がっています。序盤のゆったりとした展開から、途中で一気にスピーディなビッグバンド・ジャズ・ファンクへと切り替わるB-2「Sibelius' Testament」も良いです。
ちなみに、スリー・ブラインド・マイスの1000番台は、本作の他にも、水野修孝が作・編曲を手掛け、宮間利之とニュー・ハードらが演奏している『ジャズ・オーケストラ ‘73』(TBM-1001)や『ジャズ・オーケストラ ‘75』(TBM-1004)、ジョージ大塚のクインテットによる2枚組のライブ実況録音盤『イン・コンサート!』(TBM-1002&3)といった作品がラインナップされています。ハイクオリティなジャズ・ファンク作品がずらりと並んでいるので、1000番台はどれもオススメです。


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Tag: 三木敏悟 高橋達也と東京ユニオン 今村祐司 ミッキー吉野 TBM スリー・ブラインド・マイス ジャズ・ファンク ビッグ・バンド

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